先日、不動産を売り払った香港の知人、各方面の手続きが終了し無事入金があったのか、新居にお引越し。新居といっても仮住まいなのか単なる蓑なのか、その新居、家具無賃貸物件。取りあえず、最低限の家具家電は取り揃えなければという事で、あっちからこっちから、取り揃えたわけです。
はぁ~、何とも分かりやすい。
だぁ~、かぁ~、らぁ~、
君は、反省という事をしないのかっ!!
何度、それで周囲に騙されてきたか。イヤイヤイヤイヤ、騙されたと言ってはいけない。何度、君はそれで、失敗を重ねてきたのかっ!!と、お伝えするだけはお伝えしてきましたけどね、イヤハヤ、こういうことは、性格やね。ついつい、生活全体を使って表現したくなっちゃうんですかね。まぁ、本人のお金なのだから、友人と言えど赤の他人のワタクシごときがどうこういう事ではないわけですが、はぁ~、それでもね。
まぁ、よい、本人が自分でやっていることだ。また、愚痴こぼし食事会には招待してよね、いつでもご馳走になりに来ますわ。とは言ってきましたけどね。
お金があるからといって、「わたし、お金がありますのっ!」って事を周囲に感じさせたら駄目なんだって、特に香港では。香港にはお金の匂いを嗅ぎつける能力高い人物凄く多いんだから。
そして、チョット意外に感じる方もあるかもしれませんが、そのお金の匂いを嗅ぎつけるのは大体の場合、同胞というパターンが多いきがするわ。この知人のように、香港人には香港人が、日本人には日本人が、スルリスルリとニコニコしながら寄ってくるというパターンが多い気がしますので、世の中のお金持ちの方々は本当、お気を付けくださいませ。
今日も、前置きが長くなってしまいました。
さて本日は、日本ー香港間の飲食業界で興味深いニュースがありましたのでそのお話。
浜田醤油(熊本)が香港総合商社Li&Fungの一員へ
財界新聞(2017年3月8日):創業200年 熊本の浜田醤油が香港Li & Fung一員へ
これは、飲食業界、本当に注目の動き。注目の動きというか、
注目してゆくべき動きとワタクシは思っているというだけですが。
記事を読んだ時、んんん?Li & Fungと醤油がどうつながるのだろうかと
不思議に思ったけど、ああ、なるほど、利豊側が西洋系商品に加え、
世界中で注目される「和」の調味料を欲しがっていたんですって。
このくまにちコムの記事が詳しいかしら。
くまにちコム(2016年12月16日):
浜田酱油(熊本市)香港企業の傘下に 海外へ活路
日本の方にとっては馴染みが薄いかもしれないLi & Fungですが、
香港、中国市場展開を目指す西洋系企業、特にアパレル、繊維業界でLi & Fung(利豊)
を知らない人などいるはずもなく、あのベッカム様がある日突然Lai Chi Kokに
現れたのだって、もちろんLi & FungがLai Chi Kokにあるからであるわけでして
香港で展開中の日本の皆さまにも親しみのある西洋アパレルブランド、
このLi & Fungがパートナーとなっている事も珍しくありません。
食品関連の海外輸出や海外展開、これまでは日本の専門商社や飲食コーディネーター、
県や自治体組織、JETROなのに頼る事が多かった分野ですが、
今まで「和の食」という分野に手つかずでいた外資商社が「和」に対し
アグレッシブな動きを取ることによって、業界、大きく動きだすかも。
食業界に限らず、どの業界でも、これまでと同じビジネスの仕方をしているだけでは
なかなか難しくなるかもしれないですね。
浜田醤油さんのこの動き、様々な意見もあると想像します。
でもね、自分たちで育て上げた会社や商品の行く末を軽く簡単に考える人など
いるはずもなく、ありとあらゆる事を検討した上で決断されたのだと思うし
この動き、「超和的食材」業界にある種の刺激を与える動きだとも思うのです。
上述のくまにちコムの記事によると
浜田醤油は出資比率が同グループ7割、創業家3割となり、ネスレ日本出身の梅原真一社長(48)や外国籍の役員らが就任。海外展開を進めるため、営業や品質管理部門などに英語力の高い人材を加え、従業員は26人とほぼ倍増した。
と、あります。この一連の動き中で、ワタクシ、個人的に興味津々なのは
熊本で実際に働いている人々の事で、特に香港企業は業務の進め方のスピードが
日本とは全く異なるから、浜田醤油の皆さんに
「どうどう?仕事の進め方の速さ、変わった?変わった??」と、
耳元で囁きつつ聞いてみたい気持ちでいっぱいでゴザイマス。
浜田醤油の皆さん、香港ヤン、ガツガツ業務をこなし、とても雑に見えますが
それは、ただただ「金」を目指し無我夢中で驀進中というだけであって、
そこに個人的好き嫌いがあるわけではないと思いますので、ご安心下さいませ。
超和色の会社に勤めたつもりでいたけれど、ある日突然ガイジンさまがやって来て
世界中から注目される外資商社の一員になる。
そういう動きが熊本で起こっているわけですね。
世界の動きは早いのだ!
浜田醤油株式会社
Li & Fung Limited (利豊)
関連記事:
日刊スポーツ(2017年3月8日): 創業200年熊本・浜田醤油が中国、欧州へ海外展開
くまにちコム(2017年2月14日):映像と食事楽しんで浜田醤油が「シネマダイニング」
蘋果日報:ベッカム先生、Lai Chi Kokにご登場