Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。

香港の漁村の小島の街市内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事をつづります。

浜田醤油(熊本)、海外展開のお話

先日、不動産を売り払った香港の知人、各方面の手続きが終了し無事入金があったのか、新居にお引越し。新居といっても仮住まいなのか単なる蓑なのか、その新居、家具無賃貸物件。取りあえず、最低限の家具家電は取り揃えなければという事で、あっちからこっちから、取り揃えたわけです。

 

はぁ~、何とも分かりやすい。

 

だぁ~、かぁ~、らぁ~、

君は、反省という事をしないのかっ!!

 

何度、それで周囲に騙されてきたか。イヤイヤイヤイヤ、騙されたと言ってはいけない。何度、君はそれで、失敗を重ねてきたのかっ!!と、お伝えするだけはお伝えしてきましたけどね、イヤハヤ、こういうことは、性格やね。ついつい、生活全体を使って表現したくなっちゃうんですかね。まぁ、本人のお金なのだから、友人と言えど赤の他人のワタクシごときがどうこういう事ではないわけですが、はぁ~、それでもね。

まぁ、よい、本人が自分でやっていることだ。また、愚痴こぼし食事会には招待してよね、いつでもご馳走になりに来ますわ。とは言ってきましたけどね。

お金があるからといって、「わたし、お金がありますのっ!」って事を周囲に感じさせたら駄目なんだって、特に香港では。香港にはお金の匂いを嗅ぎつける能力高い人物凄く多いんだから。

そして、チョット意外に感じる方もあるかもしれませんが、そのお金の匂いを嗅ぎつけるのは大体の場合、同胞というパターンが多いきがするわ。この知人のように、香港人には香港人が、日本人には日本人が、スルリスルリとニコニコしながら寄ってくるというパターンが多い気がしますので、世の中のお金持ちの方々は本当、お気を付けくださいませ。

 

 

今日も、前置きが長くなってしまいました。

さて本日は、日本ー香港間の飲食業界で興味深いニュースがありましたのでそのお話。

浜田醤油(熊本)が香港総合商社Li&Fungの一員へ

財界新聞(2017年3月8日):創業200年 熊本の浜田醤油が香港Li & Fung一員へ

www.zaikei.co.jp

 

これは、飲食業界、本当に注目の動き。注目の動きというか、

注目してゆくべき動きとワタクシは思っているというだけですが。

記事を読んだ時、んんん?Li & Fungと醤油がどうつながるのだろうかと

不思議に思ったけど、ああ、なるほど、利豊側が西洋系商品に加え、

世界中で注目される「和」の調味料を欲しがっていたんですって。

このくまにちコムの記事が詳しいかしら。

くまにちコム(2016年12月16日):

浜田酱油(熊本市)香港企業の傘下に 海外へ活路

kumanichi.com

日本の方にとっては馴染みが薄いかもしれないLi & Fungですが、

香港、中国市場展開を目指す西洋系企業、特にアパレル、繊維業界でLi & Fung(利豊)

を知らない人などいるはずもなく、あのベッカム様がある日突然Lai Chi Kokに

現れたのだって、もちろんLi & FungがLai Chi Kokにあるからであるわけでして

香港で展開中の日本の皆さまにも親しみのある西洋アパレルブランド、

このLi & Fungがパートナーとなっている事も珍しくありません。

 

食品関連の海外輸出や海外展開、これまでは日本の専門商社や飲食コーディネーター、

県や自治体組織、JETROなのに頼る事が多かった分野ですが、

今まで「和の食」という分野に手つかずでいた外資商社が「和」に対し

アグレッシブな動きを取ることによって、業界、大きく動きだすかも。

食業界に限らず、どの業界でも、これまでと同じビジネスの仕方をしているだけでは

なかなか難しくなるかもしれないですね。

 

浜田醤油さんのこの動き、様々な意見もあると想像します。

でもね、自分たちで育て上げた会社や商品の行く末を軽く簡単に考える人など

いるはずもなく、ありとあらゆる事を検討した上で決断されたのだと思うし

この動き、「超和的食材」業界にある種の刺激を与える動きだとも思うのです。

 

上述のくまにちコムの記事によると

浜田醤油は出資比率が同グループ7割、創業家3割となり、ネスレ日本出身の梅原真一社長(48)や外国籍の役員らが就任。海外展開を進めるため、営業や品質管理部門などに英語力の高い人材を加え、従業員は26人とほぼ倍増した。

と、あります。この一連の動き中で、ワタクシ、個人的に興味津々なのは

熊本で実際に働いている人々の事で、特に香港企業は業務の進め方のスピードが

日本とは全く異なるから、浜田醤油の皆さんに

「どうどう?仕事の進め方の速さ、変わった?変わった??」と、

耳元で囁きつつ聞いてみたい気持ちでいっぱいでゴザイマス。

浜田醤油の皆さん、香港ヤン、ガツガツ業務をこなし、とても雑に見えますが

それは、ただただ「金」を目指し無我夢中で驀進中というだけであって、

そこに個人的好き嫌いがあるわけではないと思いますので、ご安心下さいませ。

超和色の会社に勤めたつもりでいたけれど、ある日突然ガイジンさまがやって来て

世界中から注目される外資商社の一員になる。

そういう動きが熊本で起こっているわけですね。

世界の動きは早いのだ!

 

浜田醤油株式会社

hamada1818.com

Li & Fung Limited (利豊)

www.lifung.com

 

関連記事:

日刊スポーツ(2017年3月8日): 創業200年熊本・浜田醤油が中国、欧州へ海外展開

www.nikkansports.com

 

 くまにちコム(2017年2月14日):映像と食事楽しんで浜田醤油が「シネマダイニング」

kumanichi.com

 

蘋果日報:ベッカム先生、Lai Chi Kokにご登場

hk.apple.nextmedia.com

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美味しいから売れるだろうという、その根拠は何ですの?

寒さもひと段落して、久しぶりにPCの前に座ってみようと思えるくらいの

気温になりました。何てったって今日は、風が無いのがいいわよね。

北風ボーボーしてなくて。穏やかでいられるわ。

軽やかな春を感じさせるというか。。。なんて、香港の春、

そんな生易しいものであるはずもなく、冷たい風がとまったと思ったら、

湿気よ、湿気っ!!早速やって来たわよね、湿気との戦いの日々。

 

さて、前置きが長くなりました。

 

美味しいから売れるだろうという、その根拠は何ですの?

「美味しいから売れるだろうという、その根拠は何ですの?」

という、今日は、そんなお話。

「この商品ね、美味しいんですよ、置いてください」とか

「この人ね、美味しいラーメン作れるんですよ、お店やったら流行るよね」とか

この「美味しいから〇〇〇できる、バンバン売れる、ビジネスになる」と

そう思っていらっしゃる方が時々いらっしゃるようで、

この辺りの考え方は、人によるといえば人により、

人それぞれだから、それは、それで、いいとおもうのですが、私自身は、

その言葉を聞いた時「はぁ~」としか返答の仕様がないといいますか。

どちらかというと「美味しいければ売れる、と、いうものではないだろ」と

思うかな。

 

飲食関連事業でね、商品決定する時に

「美味しいかどうか」という部分は、もちろん考慮する必要があると思うけど

決定ポイントにするかと言ったら、

はてっ?????

 

 

車メーカーが車つくって、

車メーカーのセールスマンが「車、作りました、走るんです、この車っ!!」

ってセールストークしたら、ズッコケちゃうと思うのよ。

 

 

洗濯機メーカーが洗濯機つくって

洗濯機メーカーのセールスマンが売り込みに来て

「洗濯機、作りました、グルグル回って、洗濯出来ちゃうんです!!」

ってセールストークしたら、一週回って、思わず話聞いちゃうかもね。

 

 

美味しいからっていうのは、ん?

美味しいというのは語弊があるか、「美味しい」というよりも

「味そのもの」というべきかしら。

「食べる事ができる」「味そのもの」「作りてが美味しいと思うのも」

など、「味」に関する部分は飲食のビジネスをする以上、この辺りを

クリアすることは必要最低条件であって決定ポイントになっていいのだろうか?

と、思うわけですね。

ビジネスなんだから、ビジネスにならなきゃね。

美味しいもの作れますっ!だけだったら

おっ、そうなの、凄いじゃん、ホームパーティーでもやっちゃうかいっ??

ってなノリで、いいんじゃないですかね。

 

 

日本のように人口もあって、旅行がてらわざわざお店に行くことが

イベントになったり、宅配ビジネスが充実していたり

ブログ集客を狙う人々向けにビジネスするような方法があったり、と

様々な形でビジネスできるのなら、また違う見方もあるかもしれないけど

香港ね、何度も何度も、繰り返しお伝えしますが、

家賃世界一高い都市の1つです。

場所の確保だって、なかなか簡単なことではありません。

「美味しいから場所さえあったらガンガン売れる!!」

そんな事が簡単に実現可能なら香港、今頃、億万長者で溢れかえってる。

まぁ、ワタクシはそう思うわけでありますが、

そう、ここは香港、人それぞれ。

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昭和の天ぷら粉:昭和の天ぷら粉でたこ焼きに挑戦のレシピとコーナーを作ってみた。

「たこ焼きの粉」下さぁ~い。

「お好み焼きの粉」下さぁ~い。

という、お声が相変わらず、時々ありましてね。

「昭和の天ぷら粉」で作る「たこ焼き」と「お好み焼き」のコーナーを作ってみた!

f:id:hongkongjapan:20170304112930j:plain

昭和の天ぷら粉、焼きそばソース、マヨネーズ、糸けずりや

桜えびなどと一緒に、昭和の天ぷら粉を使った広東語のレシピ。

ソースはお好み焼きソースでなかったりしますが、まぁ、いいじゃないですか。

青のりも欲しいし、実際お客さまから青のりの声も比較的かかるのだけど、

青のりはね、こちらも小単位の仕入れがね、難しくてですね。

海苔業界は、ほんと、行く末を真剣に考えなさい!!と思うのだけど、

まぁ、こんな小さな小さな商店の声など届くはずもなく。

まぁ、それはここではよいわ。

 

 

話をもとに戻しましょう。

「たこ焼きの粉」や「お好み焼きの粉」というお声はあるにはあったのだけれども

それぞれ仕入れするほどの声の多さかというとそうでもなく、

君ら、どうせ、一度作ったら飽きるんじゃろっ?!

という斜めな気持ちはほんの少しも見せることなく、

それならば、最近少し仕入れ始めた「昭和の天ぷら粉」を使って、

料理苦手な香港ヤンの皆さんにも簡単に作れそうなシンプルなレシピがあれば

作り方を紹介できるかな?と考えてみました。

 

 

その「昭和の天ぷら粉」のHPを覗いてみると、あるあるあるある、

あるあるあるある、いろいろあるある。天ぷら粉って便利だったのね。

昭和産業株式会社 [おすすめレシピ]検索結果一覧

でも天婦羅粉を使った「アジアンたこ焼き」や、

お好み焼き粉を使った「お好み焼き」のレシピ紹介はあるものの、

肝心の「超基本的なシンプルたこ焼き」のレシピは見当たらなかったので

昭和産業の日本サイドへ問い合わせをしてみたところ、

シンプルで簡単そうで、香港でも簡単に入手できそうな材料での

基本レシピをご案内いただいたので、商品の近くに置いてみました。

昭和産業さん、ご協力ありがとうございました!

レシピにも、ちょっとしたポイントも書かれていてとても参考になりました。

粉のプロの方からのアドバイス、本当に勉強になります。

HP内には、もちろん天ぷら粉以外のレシピも沢山ありましたので

皆様も是非、ご覧になってみてくださいね!

昭和産業株式会社 [おすすめレシピ]

 

 

タコ焼き器が流行っていたのかっ!!

そんなこんなで、たこ焼きのお話。これまで、時々ブログ内でも登場。

「お好み焼き用の粉」や「たこ焼きの粉」自体は開店当初から

時々、思い出したように声はかかっていたのですが、この3,4か月ほど、

急に増えてきた様には感じていたのです。

特にこの時期は↓↓↓旧正月って事もあり、

hongkongjapan.hatenablog.com

「粉物」繋がりなのかしらとそんな事を勝手に思っていたわけですが

3月に入った今も、ボチボチ、声がかかるわけですね。

で、お好み焼きはともかく、たこ焼きとか、料理の「りょ」の字にも触れない

西邨の人々が、自宅にある物を駆使してたこ焼きを焼くなんて

そんなことはできないだろうと、何を使って焼くのかお客様に聞いてみた。

そしたらですねっ、工展会。

毎年年末に行われている工展会で、タコ焼き器の販売があったらしく、

今では一田はもちろん、FORTRESSなどごくごく普通の家庭電化製品店で

売られていて結構な人気なんですって。知らなかった。

 

2016年工展会の様子、この中にはタコ焼き器の紹介はありません。

www.youtube.com

 

広東語での自家製ポップコーン、綿あめ、たこ焼きなどの紹介動画が

あったのでご参考まで。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

なるほど、なるほど。

こんな感じで香港ヤンの皆さんには紹介されていたのですね。

「たこ焼きの粉」と「お好み焼きの粉」お声がかかるはずですわ。

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香港史上最高価格となったAp Lei Chau

今日は、飲食関連から少しずれてしまうけど、

昨日、Ap Lei Chauの不動産関連で大きな動きがあったので、その関連で少し。

前回の不動産関連のお話はこちらに少し↓↓↓

hongkongjapan.hatenablog.com

Ap Lei Chauには「無駄に良すぎる場所にある自動車教習所」というのが

かつてありまして、その場所はアウトレットビルとして有名な

新海怡廣場(Horison Plaza) の少し手前の海っぺた。現在は更地。

その場所をいよいよ政府は販売、そして昨日、おかげさまでHK$168億という

「0」がいくつつくんだか全く分からない香港史上最高価格で中国系が落札。

住宅建てて、最終的に販売する時にはHK$30,000up / @sqftになるだろうという、

これまたとんでもない数字になっているわけですね。

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昨日の動きに即座に市場は反応。

現在絶賛販売中の住宅も「待ったっ!!!」がかかり、販売価格ももれなく値上げ方向

にサクサクサクっと書き換えられ、なんともまぁ、香港ヤン、チョー現金な商売を

この田舎の小島、平和な漁村であったはずのAp Lei Chauで繰り広げております。

 

「おかげさまで」と言ったところで、もちろんワタクシ、

この一連の動きの関係者なはずもなく、ただただ家賃高騰に震えております。

家賃高騰の話し合いのリングに上れるのであればまだしも、

有無を言わさず追い出されるというそんな未来がクッキリ見えるわ。

 

 

それにしても、今回、香港史上最高価格が決まったこの場所ね、

高級住宅地になる事は間違いないのですが、

ほら、この場所での不動産購入の際の注意事項は、

周辺の人々には以前より呟くようにお伝えして参りましたが、

それなりに落とし穴がありますからね、よぉ~く、ご覧くださいましね。

 

 

そんなこんなでAp Lei Chauの不動産業界、どこもかしこも人手不足でございまして、

先日ライセンス更新手数料の件でブゥブゥ文句を呟いていたワタクシではありますが、

ライセンス更新後はこの食品店を蓑にして、異国人が営む怪しい不動産仲介業も

再開しようかしらと検討中よ。

みなさま、よろしく。

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酒蔵の方々や生産者の方のお話しを聞けるというのはありがたいことですね。

昨日は奈良の酒蔵さんが来てくださって、色々勉強の機会を得たわけですが、

そのお酒の特徴が樽酒をビン詰した商品というもので、はてさて、

この独特の香りは香港の人々に受け入れらるかどうかというお話しですね。

それはさておき、その木香。

世で行われる多くの品評会、そうした場面では、木の香りが残っているものは、

どちらかというとネガティブなイメージになりやすいという事を

仰っていたのが印象的。自分にとってはそれはとても意外なことだった。

でも、そうか、だから特に西洋系の方々にはフルーティな香りとか、吟醸とか、

そうした系が、分かりやすいというか

「あっ!勉強した通りだっ!!これよ、これっ!」って流れに

なっているのかもしれないと、ふと思ったわけですね。

 樽の香がするお酒って、なんだか懐かしい感じがしていいのにね。

自分はとても好きだけど、その「なんだか懐かしい感じ」というのだって、

それは自分が日本人である故なのかしら?と、

そんなことを考えてみたりしたわけですね。

 

 

 

今回の様に、 こうして酒蔵の方々や生産者の方のお話しを聞けるというのは、

本当に勉強になるし、とても貴重な機会。

特に外国の田舎の片隅にいる我々の場所といえば「ついでに寄っておこうか」

という場所ではなく、生産者の方からすると、まさに「わざわざ行く場所」である

ことは間違いなくて、こうした機会は、とてもとてもありがたく感じます。

 

 

 

日本酒の酒類も日に日に増えている香港。

それでも、今はまだ「吟醸は~?」「大吟醸は~?」「辛すぎないお酒は~?」

という部分からアプローチしてこられるお客様方が大半で

実は、もっともっと日本酒には沢山の種類と飲み方があるんだよ!と

紹介できる部分は山のようにあり、1つ1つね、機会を見つけて香港のお客様に

伝えてゆきたいな、と、そう思います。

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「香港フードエキスポ」の活用についての勉強会(大阪) 

大阪で香港勉強会:「香港フード・エキスポ」の活用について

大阪府が勉強会の参加者を募集しているようです。

主催:香港貿易発展局

共催:大阪府

 

締め切り日:2月22日(水曜日)←明後日です、明後日!急げ、急げっ!!

開催日:2月24日(金曜日)

対象:大阪府内に拠点を置く食品関連事業者さん

先着順、定員に達し次第、受付締め切との事。

気になる方は、お問い合わせしてみるのもいいかもしれません。

 

大阪府の公式サイト内に詳細あり↓↓↓

大阪府ピピっとネット > 香港勉強会を開催します 〜アジア最大級の食の見本市「香港フード・エキスポ」の活用について〜

 

 

香港フードエキスポ自体は、最近はお祭りのような位置づけになってきましたが、

それでも海外へ輸出、食品、飲食の海外展開など、海外を視野に入れているので

あれば、一度はのぞいてみてもいいEXPOだと思います。

 

 

香港フードエキスポ

香港フードエキスポ:2017年は8月17日ー21日

公式サイト:HKTDC Food Expo

香港フードエキスポ、香港では一般的に「美食博覧」と呼ばれるイベントで、

その勢いたるや、このブログ内でも時々触れますが、

hongkongjapan.hatenablog.com

大和なでしこのワタクシなどは、

ひぃぃぃぃぃぃ~

と、へっぴり腰で逃げ出したくなる、そんな勢いであります。

その様子は、この辺り、広東語動画ではありますが、言葉がわからなくて

その熱気や勢いは感じ取っていただけると思いますのでご参考までにどうぞ。

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香港で新規に飲食業を始めたい方に伝えたいこと

この時期になると、ご丁寧なリマインダーが届くんですよね。

EAAから。EAA: 地産代理監管局 

不動産ライセンスの更新時期で、はぁ~、これもお安くないわけでございまして、

本業が不動産仲介業でガンガン不動産紹介し、それでガツガツ稼いでるっていうのなら

足取り軽くスキップして更新手続き行っちゃいますけどね、

こちら、大金が動く不動産業とは程遠い、仕入れ値が上った商品の小売価格を

HK$10上げても引き続き販売するか、その商品は止めて他の商品と入れ替えするか、

HK$10単位で頭を悩ましている弱小商店だもの、そのお安くない更新料だってイチイチ

気になっちゃうわけですよ。まぁ、そんな飲食業界外の話はココではいいわ。

 

 

オペレーションスタッフの確保は相当難しい香港

そんなこんなで、今日は香港の飲食店のお話し。

先述の通り、香港不動産ライセンスを所持している為か、時々思い出したように

日本の方から飲食店居ぬき物件に関する問い合わせが入る。

ライセンスは持っているものの、今は仲介業自体はしていない旨お伝えし、

それでもお互い関連業界という事で、一般的な香港の飲食業界話になる事も

あるわけですね。

そうしたお話しをする度に感じるのが、これから香港で飲食店をやろうと

している方々の現状認識と実際の現状のズレ。

家賃の高い香港、確かに家賃を払っていくこと自体も、

場所取り自体も大変なのだけれど、それと同時に、いやそれ以上に

大変なのが、オペレーションスタッフの確保というのが、私個人の

認識ではありますが、日本から新規でみえる方は、その部分、あまり

重要視されていないように感じるかな。

 

 

これは前々から感じていて、皆さん何故同じようなズレがあるのだろうと

不思議に思ってはいたのだけれど、最近、思ったことがある。

 

 

もしかしたら、

間に入っているであろう飲食コンサルの方の情報が

香港の現状とリンクできていないのでは??

 「お皿洗いスタッフはだいたいHK$8,000-HK$9,000、HK$10,000も出せば

お皿洗いしたいおばちゃんとか、いっぱいいますからっ!!」

とか、言っちゃってる飲食コンサルさんでもいらっしゃるんじゃないかしら?と

疑いたくなるくらいに、日本から新規でやってこられる方の認識が現状と

ズレまくりで、不思議なくらい。

そういう時代は10年ー15年ほど前に既に終わっていて、今は、

お皿洗いのスタッフに限らず、

香港での飲食業はオペレーションスタッフの確保、

本当に難しいです。

料理人確保や、気の利いたサービスができるスタッフ確保も常に頭の痛い

香港だけど、この数年、飲食業界の悩みの種はお皿洗い担当スタッフ不足と

人件費高騰。この状況は特に4,5年前から顕著で、では、今、巷では

どうなっているかというと、お皿洗いスタッフ確保に悩んでいた飲食業の方が

皿洗いに悩んでるいるのはウチだけではなかろうと、お皿洗いの

アウトソーシング会社を立ち上げて、そちらのビジネス拡大中。

そういう状況ではあるのですが、オペレーションスタッフ確保の、その部分を、

簡単に「HK$10,000」も出せばいくらでもいますからっ!!

とか、かるぅ~く言っちゃう飲食コンサルさんであれば、現状把握が

間に合っていない可能性が大いにあると思うので、別のルートから

アップデートな情報を仕入てみるという事も必要かもしれません。

 

 

香港で長く人材紹介ビジネスに携わる友人も、飲食業界の方は

「えっ??そんなに人件費かかるんですかっ?」と、驚かれる事が度々ある

という事を言っていたので、日本での初めの一歩の情報がどこか旧情報のまま

アップデートできていないのだろうと、想像します。

 

 

そうそう、人材確保という観点からは、当然、競合となる飲食店の給料体形を

調べるだろうけれども、もう1つ意識するべきところがホテルの飲食部。

香港のホテルは、一般の飲食店舗に比べ福利厚生が圧倒的に整備せれているし、

ボーナスもホテルの業績に合わせて出るし、昇級の機会も設けてるしで、

飲食業従事者はどうしてもホテルの飲食部に流れやすい傾向にある。

飲食店舗勤務といえば以前は2食付きというのが普通だった業界が

その毎日の食事すら会社からの提供がなくなった、その代わりに

食事手当1日につきHK$40支給しますとか、

ボーナス無しどころか、ダブルペイもあるんだか無いんだか、

一般店舗がそういう方向に向かっているとしたら、なかなかホテルから

人材を戻すのは難しい事かもしれません。

 

 

 

それでも投資したい人は沢山いる香港

香港は、今、世界一家賃の高い都市の1つというのは多くの方がご存じだと思うし、

なんでも値上がり、コスト高となり、ひと昔前のように

個人単位でビジネスができて、稼げる場所という土地ではなくなった。

でもその「個人単位」といのは誰かというと、まさにワタクシのような

超普通の人々であって、ブゥーブゥー、ブゥーブゥー香港政府に対し

文句を言いつつ、ヒィーヒィー、ヒィーヒィー毎日それでも生きているわけですね。

では、その香港。

香港から「投資をしたいお金」自体がなくなったのか?というとそうでも無くて、

今も昔も変わらず、行き場をなくしてウズウズしているお金というのは

山のようにある都市というのに変わりはないように思う。

ひと昔前までは、不動産に振り分けができていたお金も、ここまで高騰してしまえば、

不動産にそうそう手を出せるものでもなくなり(←高くて手が出ないという事では

なく、効率よく利益がだせなくなったという意味ですね)ウズウズしているお金と

いうのは、実は、以前より多いのかも。

実際のところ、この一般庶民のワタクシの周辺ですら、

お互いいつもはあまり会えないけれど、久しぶりに会うと

「どうよぉ?九龍サイドにもう一軒?お金はあるぜよっ!!」とか

「自分は床屋をやってみる予定」とか

「眼鏡屋がいいかなぁ~、眼鏡屋が」とか

「広州でチャーチャー店しようと思って、ビル買った、ビル、ちょっと

キッチンの様子、見に来てよっ!!」とか

ハチャメチャな事を言っていますのでね、

お金持ちの世界はお金持ちの世界で、まだまだ、行き場を探しているお金って

山のようにあると思うし、香港の税制やビジネス制度が現状を保っている限り

これからだって入ってくると思う。

そして、今は、周辺で探さなくとも、様々な資金集めの方法が確立されています。

 

 

この店で躍起になって利益出す必要はないからさっ!

そう囁きながら言い寄って来る人がたくさんいるんですよ、香港には。

そのカラクリはおわかりになる方はなるだろうし、

ならない方はならないだろうし、その辺りはどちらでもいいのですが、

その囁きに導きられるようにしてお店を開店する人も、

沢山、いるんですよ、香港には。

開店した結果、繁盛店になる店もあるし、そうならない店もあるし。

店名かえつつ、ブランド変えつつ、長く営業していく人たちもいるし。

開店する、その事自体は、それはそれでいいと思うの。

でもね「躍起になってこの店で利益出す必要はないからさっ!」という

その言葉に甘えて、本当にのんびり過ごしていると、何と言いますか、

単純に、投資する人も、働いている人も、結局、つまらなくなる。

そう思うんだ。

 

 

 一度は海外で挑戦したいと思っている料理人の皆さん

香港は、日本と変わらない食材が、場合によっては日本国内より

素早く手に入るし、料理店の数も、卸さんの数も、他の外国と比べ物に

ならないくらいに整っていると思うし、生活自体も

お金さえ出せば日本と変わらない生活ができるし、なかなかいい所。

なかなか良いところだとは思いますが、ストレスもたまりやすい場所でも

あると思います。その要因は色々あって、ここではバッサリ端折りますが、

飲食業って、ホラ、いくら自分に腕があっても、一人ではできませんでしょ。

日本では、一人で運営しているお店も多くありますが、

日本から新規で香港にふらっと来て、一人で出来るかと言ったら

出来ないんですね、ルール的に。そういう労働許可は出ないんですね、残念ながら。

だから、どうしてもチームが必要になるんですが、

そこで、また、オペレーションスタッフの問題に戻るわけですね。

 

 

思いのほか長くなりましたが、ワタクシの、この偏見に満ち溢れた

チョー個人的見解を短く3行にまとめると

1.香港での飲食業、簡単ではない。

2.簡単ではないけれど、お金を出したい人は、それなりにいる、焦るでない。

3.正しい現状認識と、オペレーションスタッフ確保は大切よっ!

と、いう、そんな感じですかね。

また、気が向いたら、こんな感じの飲食業界情報、書いてみようかな。

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