最近香港で急激に知名度が上っているものの1つに
「昆布」と「味醂」があると思うのですが、
今日は昆布のお話し。
想像の話で申し訳ないのですが、
「昆布」と「わかめ」が間違って香港市場に伝わっている
間違ってというより、コンガラガッテ伝わっている
そんな予感がするのよね。
このところ、多いのですよ「昆布ありますかっ?」と、いう問いかけ。
昆布はオーダー済みなので、間もなく我が家にも
到着する予定ではありますが、あったところで
んっ?昆布?
ホント、あなた方、使うんですかっ?
と、相変わらず思いっきり斜め目線で香港ヤンを
見つめるワタクシ。
イヤイヤイヤイヤ、最近、香港でも自炊する人増えてきたし、
健康志向に動いているし、と、チョー贔屓目に見たところで、
これほど多くの香港ヤンが「昆布から出汁をとって料理する事」に
興味を示すとは何となくクエスチョンな、
そんな気がするのですよね。
と、いう事で雑談がてら聞いてみた。
昆布は近々到着予定だけど、何のお料理つくるのぉ~?と、
可愛らしく質問してみましたよ。
みそ汁に入れる。
うどんに入れる。
ラーメンに入れる。
ほらっ!今、大家楽ってやってるでしょ、昆布うどんっ!!!
ウドンの上にのってるよ、家でも作ろうと思って!
んっ?んんんっ?
それは、昆布じゃなくて、ワカメがのっているんじゃございませんの?
と、思わないでもないですが、どうでしょうか、
ワタクシ、大家楽で食事をしていないので
その様子はわかりかねますが、うぅ~ん。
「昆布」は日本語読みと広東語読みが似ているし、広東語読みでの
響きも軽快なので、香港ではすっかりお馴染みの単語となりましたね。
それに対し、ワカメは、どうだろう。
香港で香港ヤンが知らず知らずのうちにでも
食す機会が多いのは「昆布」か「わかめ」か?
どちらかというと「わかめ」だと思うのよ。
酢の物や海藻サラダだけでなく、
日式レストランのみそ汁はもちろん、
ラーメンにもうどんにも、
色んなものに利用されていますのもね、ワカメ。
それなのに、それなのに、ああ、ワカメさん。
「ワカメ」という単語を知っている香港ヤン、
殆どいないのではないでしょうか。
香港と日本には「漢字」という便利な共通項がありますので、
わかめ業界の方々も「わかめ」や「ワカメ」や「海藻」などと
書かずに何かこう、もう少し直接的な漢字を使って広めるのも
いい方法じゃないかしらと思うのよ。
これまで自炊をしなかったクラスの香港ヤンが欲しがっている、
簡単ならちょっと使ってみようかなっと思って我が家に
立ち寄ってくれる彼女らが欲している海藻類は、
きっと、ワカメのことだろうなぁ~と、思っているわけでゴザイマス。
中にはいらっしゃるのよ、
本当に昆布が欲しくて、昆布を使ってみたくて
昆布で出しとるにはどうしたらいいのですか?
と、いう真っ当な質問をしてくださる方も。
でも、この地区では多くはない、今のところ。
昆布、昆布。
「昆布はありますかぁ~?」のその質問の、
そのホントのとこは、どこなのか?
って事で、ワタクシ、ソフトランディングを目指し、
ちょっと、大家楽に行って皆さまの仰る昆布ウドンなるもの、
まずは拝見してこようと思います。