昨日は奈良の酒蔵さんが来てくださって、色々勉強の機会を得たわけですが、
そのお酒の特徴が樽酒をビン詰した商品というもので、はてさて、
この独特の香りは香港の人々に受け入れらるかどうかというお話しですね。
それはさておき、その木香。
世で行われる多くの品評会、そうした場面では、木の香りが残っているものは、
どちらかというとネガティブなイメージになりやすいという事を
仰っていたのが印象的。自分にとってはそれはとても意外なことだった。
でも、そうか、だから特に西洋系の方々にはフルーティな香りとか、吟醸とか、
そうした系が、分かりやすいというか
「あっ!勉強した通りだっ!!これよ、これっ!」って流れに
なっているのかもしれないと、ふと思ったわけですね。
樽の香がするお酒って、なんだか懐かしい感じがしていいのにね。
自分はとても好きだけど、その「なんだか懐かしい感じ」というのだって、
それは自分が日本人である故なのかしら?と、
そんなことを考えてみたりしたわけですね。
今回の様に、 こうして酒蔵の方々や生産者の方のお話しを聞けるというのは、
本当に勉強になるし、とても貴重な機会。
特に外国の田舎の片隅にいる我々の場所といえば「ついでに寄っておこうか」
という場所ではなく、生産者の方からすると、まさに「わざわざ行く場所」である
ことは間違いなくて、こうした機会は、とてもとてもありがたく感じます。
日本酒の酒類も日に日に増えている香港。
それでも、今はまだ「吟醸は~?」「大吟醸は~?」「辛すぎないお酒は~?」
という部分からアプローチしてこられるお客様方が大半で
実は、もっともっと日本酒には沢山の種類と飲み方があるんだよ!と
紹介できる部分は山のようにあり、1つ1つね、機会を見つけて香港のお客様に
伝えてゆきたいな、と、そう思います。