Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。

香港の漁村の小島の街市内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事をつづります。

自社の大切な商品をどこに卸さんに託すべきかという話、続編。イースターホリデー中の各社の配達日を纏めてみた。

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世の中明日からイースターホリデーという事で、仕入れ業務に追われている。

卸さん各社、普段のデリバリー日程とは異なる予定を組んでいるし、

イースター期間中のお天気や、店舗内にある在庫や、冷蔵庫や冷凍庫のスペースなど

様々な事を検討し、オーダーを各社の締め切りまでに出さないと、

お休み期間中にお客様は来て下さるけど、売る物が無い!では困りもの。

ということで、この2,3日はバッタバタ。

 

イースター期間中の各社の配達日を纏めてみた

イースター期間中の配達はどこもカレンダー通りお休みかなと思っていたところ

案外そうでもなく、興味深い。

我が家は開店以来初めてのイースターなので、卸さん各社のこの動きが例年通り

なのか、色々経験を重ね、顧客からの意見を聞きながらの動きなのか、

人が休む時は稼ぎ時ぜよ!の香港魂か、

はたまた「世の中、balance of lifeだろ」という流れなのか

その辺の事情は分からないですが、南区への各社の配達アレンジをまとめてみた。

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A社、D社、F社はカレンダー通り、もともと月、水、金の配達なので

イースター期間中は丸々一週間配達なし。

B社、G社に於いては、他社が休むことを考慮してか、普段配達がない日まで

配達日を設置。G社はその代わり、休み明けの午後、配達お休み。

B社なんて、小売のこちら側が

「ちょっと、ちょっと、配達スタッフさん、ストライキとかしちゃわないの?」

と、心配になるくらいの特別設定。

一方C社。普段から南区への配達は月、金という設定で、金曜配達分の荷物を

受け取る前に、翌月曜分のオーダーを出さなければならないという、

オーダーを出す側としては首を傾げたくなる配達日設定を貫き通している卸さん。

このイースター関連では4月10日(月)の次の配達日は4月21日(金)というね、

ほほぉ~、ここは日本から遥か彼方のヨーロッパか南米かというそういう日程。

今回、我が家は営業さんに相談したところ、営業さんが会社に掛け合ってくれて

スケジュールを少し調整していただけましたが、担当営業さんが社内で発言力が

なかったリ、そもそも担当営業さんが普段から仕入れ担当者といい関係を

保っていなかったら仕入れ側だって、わざわざ担当営業さんに相談することなく

他社をあてにするだろう。

 

自社の大切な商品をどこの卸さんに託すべきか

各社、人材確保、スタッフの働きやすさ、顧客への対応、それぞれ様々な事を

検討し戦略を練っている事だと思うし、顧客側としては「これこれこうゆう形で

調整していただけたらありがたいけど、どうでしょうか」という相談はできても、

ビジネス量などを見ながら最終的には卸さん側が決定することだと思うし、

それはそれで、仕方がないと思うのですよね、よっぽど仕入れ力がない限り。

小売り側だって、自社に仕入れ力がない事がわかっているから無理も言えないし

M社のZ商品の仕入れが難しそうであれば、N社のY商品をこの機会に入れてみようか

など、いつもとは違った考えが生まれるきっかけになるかもしれないし。

日本国内以上に日本食品の流通が発達している香港といえど、次の配達日まで

10日以上開いたところで、その事自体は、あくまでも卸さんが決める事だ。

それは良い。

それは良いのですが、1つ、思うのは、時々このブログ内でも書いているけど

「自社の大切な商品をどこの卸さんに託すべきか」

そういう立場にいる日本側の生産者さんやメーカーさんは、香港側の卸さんとの

契約前にちょっと、頭に入れておいてもいいのではないかなとは思う。

卸さんは、普段、どういった形で仕入れ先を回り、自社の商品を紹介し、

どういうテンポで仕入れ先に配達をしているのか。

 

折角、香港側の卸しさんと契約したのに、思ったように香港市場に自社の商品が

出回っていかないというその背景には商品自体の良し悪しの問題だけでなくて、

むしろ、他原因の方が多いかも。契約はしたものの、その先、卸の営業さんから

商品の情報自体が市場に伝わっていないとか、そういう事も日常茶飯事だろうし。

 

小売店やレストランといった仕入れ人は商品自体に興味はあっても、

次の配達日まで中5日、とか、中10日とか、そういうスケジュールだと

顧客対面している側としては、なかなかそこまで待っていることはできず

仕入れ担当者は他の卸さんに連絡をとるという流れができやすい。

 

「昔からそうだから」とか「これまでこれでやってきたから」とか

「前例がないから」とか、そういう理由で会社が市場に柔軟に対応することなく

日々を過ごしているのなら、商品がどんなに良くても、

担当営業さんがどんなに頑張ってくれても、タイミング悪く、

仕入れすることが難しい事もあるし、結果、その商品は浮かばれない。

卸さんの倉庫の中で埃被って埋もれているかも。

そんなの、もったいない、もったいない。

 

 

自社の大切な商品をどこの卸さんに託すべきか。

ネットビジネスが当たり前になった今の世の中で、そんな事、気にすること無いよ!

と、仰る方もいるかもしれません。

でも、思うのですね。ネットビジネスが当たり前になって、情報が山のようにあって

どれがホントで、どれが嘘の情報なのか、全くわからない、沢山の情報が溢れてれる。

だからこそ、信頼のできる卸さんとか経験ある商社さんとか、そういう人たちが

重ねてきた「信頼できる商品の情報」というものに価値があるんだって。

自社の大切な商品をどこの卸さんに託すべきか。

機会があれば改めて、その基本の部分を振り返ってみるのも良いかもしれません。

 

hongkongjapan.hatenablog.com

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