ビールの話がこの時から↓↓↓中途半端になっていましたね。
ビール、ビール、ビールの話。
日本のある大手ビールの香港総代理店が変更になりましてね。
その流れをとても興味深く見ています。
旧代理店から「今度代理店契約が終了となりまして」という話を聞きまして。
そう、この話を聞いたという、そのシーン1つだけでもいろいろな
「ほっ???」
「はぁ~??」
が、あるのですが、それは話しの流れが大分ずれてしまいますので
その部分はまたの機会にするとして。
で、新たな代理店ですよね。
バリバリのローカル企業。
どれくらいバリバリのローカル企業かというと
恐らく我々異国人ヤップンヤンが何気なく香港で暮らしていると
香港生活中には触れ合う機会がないほどにバリバリローカル。
ではそのバリバリローカル新代理店が
実際のところローカルの小さな会社なのかというと
そうではなく、逆ですね、逆。
日本で何気なく暮らしている香港ヤンが三菱商事や三井物産の方々と
触れ合う機会があまりないのと同じようなそんな感じですかね。
それくらいにグローバルビジネスをしているバリバリローカルが
その日本のビールの総代理店になったわけですね。
ビールメーカーも生き残りをかけて大きく舵を切ったのかしら?
あそこと別れてココと一緒になるのか。
それにしても、随分思い切ったなぁ~。
と、赤の他人のワタクシが感じるほどの動きで
非常に、非常に、非常に興味深い。
確かにあそこだったら
香港の隅から隅まで相当な販売網を持っていそうだわ、と、
思わないでもない。
でも実際、日系小売、日系レストラン系はどうなんだろう、と
余分な心配をしてみたり。
で、当店まで来てくれましたよ、早速。
当店は日本食品専門店なので、
まずは日本の商品からのお話を進める事となりますが
新代理店セールスパーソン側にとってはどうか。
MOQ、MOA、商品そのものの価格設定、その他諸々
日本のビールの条件ではうまくまとまらなかった場合、
セールスパーソンとしては、
それならば違うビールもありますよっ!
ほら、こちらはベルギー
こちらはオランダ、
アメリカのビールだって、
韓国のビールだって、
中国のビールだって、
これもあれもと、
次々におすすめビールを紹介してくれる。
なるほど、なるほど。
総代理店変更に踏み切った日本のビールメーカーさん。
香港市場での動きはこれから見えてくると思いますが
さてさて、どうなるんだろう。
今回香港での総代理店が変更になったのはアサヒではありませんが、
今回一連の動きで思い出したのが、
少し前にあったアサヒの中国、台湾での動き。
Bloomberg(2017年12月20日):
アサヒGH:青島ビール株1600億円で複星集団などに売却
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-20/P0H5UP6JTSEB01
Bloomberg(2017年10月12日):アサヒGHが青島ビール株を売却へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-12/OXPD986JIJUO01
流通ニュース(2017年10月13日):アサヒ 青島ビールの株式売却へ
流通ニュース(2017年12月26日):アサヒ 台湾に新会社設立
今回の香港でのある日本のビール総代理店変更の動きを見て、
感じたこと、考えたこと。
海外での販路拡大をどのようにとってゆくか。
自社の大切な商品の海外展開をどこの卸さんに託すべきか。
誰と組んだら自社商品を力強く辛抱強く買手候補に推してくれるのか。
ビジネスを進める時に、誰と組むのか、誰と共に歩むのか
それは本当に、本当に大切な事なのだと
改めて考えた出来事でございました。
香港内でのビールシェアー比率、今後も注目していきたいと思います。