ファストフード業界に触れ始めてから
プライベートで利用するお店もだいぶ変わった。
これまで公私ともに接した事のなかった世界、ファストフード。
と、いうことで、ちょこちょこちょこちょこ
時間と胃袋に少しスペースがあれば
日系、ローカル系を問わずお邪魔するようになった。
今や世界一の家賃高都市の1つとなった香港。
毎日の料理に欠かせない食用油から
慣れ親しんだ交通機関トラム(路面電車)といった
生活に超劇的に密接しているものまで
値上げ、値上げ、値上げが続く香港。
ホスピタリティマインドというものを
世界一持ち合わせないであろうと思われる香港ピーボーというスタッフ。
日本とはことなるタイプの複雑な事柄と対峙しつつも
この香港のファストフード界という中で
長年ビジネスを続けていらっしゃる方々のお店には
皆様それぞれの立ち位置の違いはあれど
どこのお店にお伺いしても学び得る事が多い。
へぇ〜、ほぉ〜、なるほどねぇ〜、
ああそうかっ!こうすればいいのかっ!!
あれ、これ、なんでワザワザこうしているんだろうっ?
さまざまな発見があってそれはそれはとても興味深い。
前置きが長くなりました。
この日はリンガーハット@九龍湾
毎日毎日毎日毎日、雨後の筍のようにガツガツドンドン
多くの日系飲食が香港に進出してきては消えを繰り返してゆく中で
このリンガーハットの香港進出というのは他飲食店と若干異なる動きがあったので
「リンガーハットの香港オープン」という出来事は印象深く記憶に残っている。
リンガーハット、香港の「稲香グループ」と歩んだのよね。
日系新聞から見ると「んっ?どこが他飲食店と異なるの?」という感覚かも
しれませんが、香港側から見るとちょっと面白いのよね。
この「稲香集団」は言わずと知れた大手飲食集団。
香港にいるものなら知らない人はいないし、
日本から観光でお越しになっている皆さんも「飲茶」やお食事で
知らない間に稲香グループのお店でお食事していたとう事も多いでしょう。
それほど大きな飲食グループなのに
美心(Maxim's) を始めとした香港の大手飲食グループが次々と
日系レストランの運営を手がける中、
稲香グループが日系を始めるという動きは見えなかったのだけれど
リンガーハット香港初上陸という場面でこの稲香がタッグを組む!
そして初上陸第一号店として選ばれた場所は
淘大花園商場(Amoy Plaza)!
ということで、香港サイドでは結構話題になったのよね。
あれいつ頃の出来事だったかしら。
香港ポスト(2013年10月28日no. 3333号)
こちらの香港ポストの記事によると、
リンガーハットが香港にオープンしたあの出来事は
2013年の出来事だったらしい。
はい。
改めましてリンガーハット@淘大花園(九龍湾)
人生初のリンガーハット。
何にしようかなぁ〜
エビフライもだいぶ長い事、食べてないしなぁ〜
でもなぁ〜、
リンガーハットってほら長崎チャンポンのお店でしょ。
多分、この、Fの長崎香脆麺HK$48が長崎チャンポンなのかしら?
でも「脆」が使われているという事は、きっとパリパリ麺なのよね。
パリパリ麺って気分じゃないのよね。
パリパリ麺って、ほら、有り余るパワーを持ち合わせていないと
食べるのが難しいというか、なんといいますか。
ということで、鶏からあげカレー。
これこれこれこれ、このオムライス用のご飯の形を保つところに
日系心を感じるわよねっ!
日本の方から見るとなんてことないかもしれないこの形。
ご飯をこの形に保つには、取っ手のついたあのアルミ型が便利なわけですが、
この形の取っ手のないアルミ型は香港にも比較的あるものの
取っ手のついたあのアルミ型は上海街(香港のキッチン用品ストリート)では
ほぼ見かけないのよね。
それからもう1つ、
このリンガーハット@Amoy Plazaで思ったのはお店の作り。
カウンター的な席が多くあって女性1人のお客様も気軽に利用できるデザインで
実際お一人でお食事している女性や女学生さんが多くいらっしゃったのも印象的。
とにもかくにも初リンガーハット。
ご馳走さまでした!