ファストフードという世界に触れ始めてから
時々お邪魔するようになったお店の1つが薩利亞。
日本語で呼ばれるところの「サイゼリヤ」
自分自身の生活圏である香港島にはサイゼリヤ店舗はあまりなく
特に南側には店舗展開もないようで、これまで全く接点がなかったお店。
予約受付無し、支払い方法現金のみ(オクトパスも不可)という
イマドキの香港では非常に珍しい形態を貫いている。
それでも毎日、毎日、毎日、毎日どこの支店も大忙し、
香港で今一番健康的なビジネスをしている日系飲食は
サイゼリヤさんではなかろうかというお話も度々耳にし
「確かに香港進出してるのは知っているけど、そうだったかな?
連日連日満員御礼なんてお話、あまり聞かなかった気がするけど」
と首を傾げつつ、九龍サイドを歩く時にはサイゼリヤ店舗の存在を
意識してみると
はぁ〜!
香港島や南区で触れ合う機会が極端に少ないだけで
九龍サイドにはここにもあそこにも、
はぁ〜、こんなところにまであるのですかっ??という場所にまで
お店展開されていてビックリ仰天っ!
ということで
イザっ!
現金持って、サイゼリヤデビュー@北角、香港島
もともと生野菜を食べる習慣のなかった香港。
最近は全体的にグリーン、グリーンと世間が叫ぶ。
そんな香港社会にピッタリ寄り添う感じに多過ぎないサイズのサラダ。
冷たいイタリアンワインもあって、このワインHK$80だったかHK$82だったか。
そしてアルコール度数12%ということもあり
お財布にも体にも優しい(気がする)心づかいで
こちらとしては土曜の昼からグビグビいけちゃう。
昨今の香港、手羽の値があがっており
大牌檔の定番メニューである手羽関連料理も毎年値上げが続いている中で
驚く程のコストパフォーマンスの手羽料理。
大牌檔で食べるよりも安く、そして小サイズメニューも用意されている。
写真の手羽も小サイズじゃなかったかな?
ソーセージも特筆すべきメニューで、こちらももともとは4本だけど
半分の2本から頼めるようになっていた。
何かと小回りが利くオーダー体制になっているし
何と言っても学生同士の利用から、親子、家族でのお食事、
我々のように「取りあえずビール、で、ワインをね」という
吞み助どもの心をもガシッと鷲掴みにするというね、
オールマイティーに使えるお店だもの
毎日毎日毎日毎日、現金片手に多くの人々が訪れるはずだ。
ピザを頼んでみても、この、大き過ぎない大きさ
サラダにしろ、ピザにしろ、大き過ぎない大きさという、これよね。
チョコチョコ、チョコチョコ、
色んなものを少しずつ何でも食べたい香港ヤンの皆さんから
支持されるのも頷ける。
そして、そのピザ。
キッチンで切っていないのですよ。
お客様がテーブルで自分でキコキコするのですが
それもまた、凄い仕掛けだと思いましたよ。
何が凄いって
たいした事じゃないのにやってみせて
いかにもスゴイ事を成し遂げたようにドヤ顔したい
香港ヤンにはピッタリのシステムだわよね、これ。
キッチンスタッフも一手間省けるし。
薩利亞さん側がその辺の心理をついたかどうかは分かりませんが
どこのテーブルも楽しそう。
ね、この、多過ぎないこの量、それがいいわよね。
特にこうした隠れ塩分系は外資系レストランのように
大量にだされても、困っちゃうものね、
これくらい、チョッとだけ食べたいのよね。
食べ物メニューの中では、
このラムがメニューの中で一番高いメニューじゃなかったかしら。
それでもHK$69くらいだったような記憶。
この日のお勘定、うろ覚えだけれどHK$300前後だったんじゃないかしら。
白ワイン1本飲んでの料金だもの、街市で食事するよりお安いわよね。
忙しい店というのは、なるほど、
忙しくなる要素が沢山、沢山、溢れてる。