営業さんの「欠品です」
あるよね、あるよね、在庫切れ。
欠品はわかった。
でっ?????
昭和の時代とは会社の在り方、社会の在り方
人と人との距離、営業の方法やそのツール。
いろいろな事に変化があって、
これからもどんどんどんどん変化していく。
それはそれでいい。
今時のセールスは一軒、一軒顧客先を回るなんてそんな泥臭い事やらないよ。
というのならば、それもいい。
まったくもって構わない。むしろ、自分が営業なら超激賛成。
「時代や方法が変わったから」というのはもちろんいいのだけれど、
それ以前に、ごくごく普通の業務が、およよ???な感じで
他人様の会社の事なれど
「そんな調子でよく首にならないわね、あなたっ。
羨ましい限りだわ。そちらの会社で
わたしのことも雇ってくれないかしら?」
と感じるセールスパーソンは、
この食品流通業界@香港、そこそこいるわね。
いやいや、待てよ、セールスパーソン個人の問題ではなく
ただ単に、食品流通業界@香港では営業トレーニングとか
ビジネストレーニングとか、スタッフが受けられる体制整っていないのかしら?
ちょっとその辺の詳しい状況はよくわかりませんが
一般的に20代、30代前半くらいのセールスパーソンだとほとんど
「あります」「ありません」の回答しかできない、そんな印象。
香港の食品卸さんは年がら年中人募集している気がするけど
もうそろそろ、所属スタッフの知識を底上げして
効率的に稼ぐという事を真剣に考えていかないと
会社もスタッフも顧客も、みんなみんな疲れちゃうわよね。
商品案内やタリフなんかも酷いものよ、
品物と商品案内が合致していないなんてことは普通の事で
例えば、分かりやすいたとえは何だろう、
商品リストの分類は米酢でも実際のところは穀物酢であったとか
商品案内では「から揚げ粉オリジナル味」が「にんにく味」であったりとか
どの会社も結構見かける。
こんな話をしているとトピックスがずれるわね。
はい、改めまして。
「オーダーありがとうございます。
しかしながら、これこれ商品は欠品中です。」
でっ???
何なのだい、その先は。
代案として在庫のある代わりのおすすめをアドバイスしたいのか、
該当商品の到着スケジュールを話しつつ、配達日を調整したいのか
類似商品ではないけど、今、これ、ホットアイテムですよとか
「欠品中です」の後に何かしら、
続かないのかしらと思うのだけどないのよね。
あっ!オーダー来た。
在庫システム、カタカタカタ
あっ!やばい、これ、在庫切れだわ。
「いつもお世話になってますぅ~。
頂いたオーダーですけど、欠品中ですぅ~
その他の商品に関しては明日配達します~」
でっ?????
いいのよ、それでいいのよ、その会社がそれでいいならば
第3者のワタクシが口出す事ではないのだけれど、
この一連の業務、
明日にでも機械に取って代わられそうな動作だなぁと毎回思うんだ。
というか、この営業スタッフコスト、不要でしょ。
オーダー取りのインターンにでも入ってもらったら
会社としては社会貢献もできるし、人件費も削減できそうだし
高い給料払って営業さん雇う必要ないわよね。
そうそう、在庫全部とはいわないけれど、定番商品なんかは
ホテルの予約システムと同じように、法人顧客にID与えて
在庫管理システムと繋げてみるのも良いかもね。
そんなこんなで、食品流通業界に限らず
ごくごく普通の業務をごくごく普通にこなすか
ごくごく普通よりちょっと頑張ってみると
あっというまに
「チョーできるセールスパーソン風」になれるかもしれない。
そんな業界、探してみると結構あるかもしれない。