千葉県南房総市Days 愛を込めて「南房総市、だめだこりゃ」を綴る。(Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。)

他人に厳しく自分に甘く、千葉県南房総市から愛を込めて「だから南房総市はいつまでたっても過疎地なんだよっ!」をつぶやきます。(香港の漁村の小島の街市(ローカルマーケット)内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事の備忘録。)

泥鯭粥(アイゴのお粥)。香港での食事風景を振り返りながら磯焼け問題を考える。アイゴをバクバク食べることのススメ。

香港では、ほんの一昔前まで、お安くておいしくて身近にあって、庶民の味方であった「泥鯭」というお魚。2024年となった現在では値段が高騰しており、とても「お安くて気軽に食べれる庶民の味方」とは形容できなくなった。そのお魚、日本語で言うところの「アイゴ」という名前らしい。そして、日本では「アイゴによる磯焼け」が社会問題となっていて海の厄介者という位置づけだという事を知った当時の私は、単純に「えっ??泥鯭(アイゴ)ってこんなに美味しいのに日本では食べていないの??」と不思議で、別のブログ内でアイゴについて思うことを綴っていた事がありました。

その別窓ブログをここにリンクすれば話は簡単なのだと思いますが、思うことあり直接リンクを貼るのではなく、現在、アイゴとその周辺記事だけをこちらに引っ越しさせようと試みている最中。昨今、個人的に、日本のお魚事情や日本の水産業界がなんとなく気になっているし、磯焼け問題というのはこれからも続くであろうし、という事もあり、折角なので備忘録として残しておきたいと思います。そんな事情もあり、アイゴ関連の記事は2016年ごろから2022年くらいまでの出来事や記事が中心となっています。

 香港での生活では身近にあった「泥鯭」というお魚。「アイゴ」という日本語名すら知らない時に興味深く読んだ記事の1つはこちら。

タウンニュース横須賀版(2016年7月29日)海の厄介者 活用探る

海の厄介者 活用探る 「アイゴ」による食害が深刻 | 横須賀 | タウンニュース

 

香港での食事風景、泥鯭粥(アイゴのお粥)

香港での食事風景、泥鯭粥(アイゴのお粥)

大衆食堂的な屋台飯で〆にお粥、という一場面。(2017年5月ごろ)

香港での生活で「泥鯭」そのものは日常的に食していたものの、まだ自分自身が「そういえば、この『泥鯭』、日本ではどうやって食べているのだろう……」という疑問すら持っていなかった頃のお話。

泥鯭粥。

泥鯭は日本語では何だろう。

泥鯭の検索イメージはこちら。

香港では一般的なお魚だけど日本ではどうかしら?

すくなくとも私自身は日本では食べたこと無かった。

香港では一般的な魚といっても、香港在住の日本の方でももしかしたら日常的に食べている人はあまりいらっしゃらないかも。

お安い魚だし手軽に入手しやすいのだけれど、その名の通り、浅瀬で泥を食べて生活している魚らしく(←注釈補足:泥を食べている……というのは香港でテキトーに言われていることであり、日本語での情報によると海藻などを食べる食植生魚類という部類らしく、食べている海藻が腐食し内蔵が臭くなるらしい)、扱いが悪いと泥臭いような土臭いようなお味になるので、購入するお店はきちんと選ばないと美味しい泥鯭に出会うのは中々難しい。

初めてのお店ではまずは少量から試してくださいね。お家で調理する時には陳皮や椒鹽などといった食材や調味料と一緒に調理することで美味しく楽しめますので、皆さまも是非に!