Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。

香港の漁村の小島の街市内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事をつづります。

牡蠣殻の再利用を考える:JFシェルナースがなんだか凄い

2,3日前に見かけた江戸川河川敷に放置される牡蠣殻の問題

千葉日報(2017年12月5日):河川敷にカキ殻100トン

www.chibanippo.co.jp

こちらのニュースが気になり、牡蠣殻は再利用できないのかしら?

と調べてみると、その再利用はいろいろありそうだけれど中でも

こちらのシステムが凄かった。

ローテク技術が海を救う!牡蠣殻再利用技術 JFシェルナース

www.youtube.com 

このJFシェルナース

岡山県、倉敷の海洋建設会社が開発、製造元とのこと。

海洋建設会社のWeb siteはこちら↓↓↓

■貝殻が魚を育む魚礁JFシェルナースは生物多様性に貢献し水産環境整備に効果的。魚礁漁場調査を行う海洋建設株式会社。

 

岡山といえば確かに日生辺りに行くと

牡蠣の殻だのホタテの殻だの山積みされているものね。

ほら、こんな風に。

f:id:hongkongjapan:20171207112213j:plain

 

牡蠣の殻の放棄は、香港でも海鮮料理で有名な「流浮山」地区でも

多く見られる。こちらも結構深刻。

 

ところで、話は少しずれますが、現空港周辺、東涌から赤蝋角付近でも

昔は牡蠣のビジネスが盛んだったと聞いたことがあります。

昔といっても、空港建設が始まる前まではそうだったのだから

それほど昔の事でもないんですよね。

現在の香港の姿からはちょっと想像できないですね!

 

話はJFシェルナースに戻って、

www.youtube.com

動画内ではJF全漁連の田原氏は「日本全国に普及すべき製品である」と

仰っていますが日本全国どころか、

世界各国に普及すべきだと思いますけど、どうでしょうか。

製造元の海洋建設、片山社長!

JF全漁連、JFシェルナース推進チームの田原さん!

片山しゃちょー!!

田原さぁ~んっ!!

香港の漁村から大声で呼びかけても声自体は届かないと思いますので、

例によって文字の大きさ最大で呼びかけてみましたよ!

ちょっと、これ、世界に広めましょう!

 

 

これからも先、我々の子供世代も孫世代も変わらず魚を食べるには

きっと何かを始めなければならない時に来ているのではないかと

素人ながらワタクシも日々心配をしております。

hongkongjapan.hatenablog.com

hongkongjapan.hatenablog.com

 

日々深刻化する「磯焼け」の問題。

プログラムを組みかえれれば元に戻せるというものではなく

長い時間をかけて、海を戻していかなくてはなりません。

 

こうしたJFシェルナースのような日本の技術を世界に広めつつ

各国お互いに資源の在り方を確認しながら、多くの人が

美味しく楽しくもっともっと気軽に自由に「食」というものに

接することが出来きるようになったらいいなと、そう思います。

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日本米:「ゆめぴりか」というお米

 「ゆめぴりか」というお米、

皆さん、食べた事、ありますか?

噂には聞いていたけど、本当に噂通りこのモチモチ感は

これまでのお米とは全く異なる驚きのモチモチ。

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このお米を炊いて初めて食べた時は、その炊きあがりの艶に驚き

おぉぉぉぉー!本当にモチモチだーと感激しながら頂きました。

我が家の炊飯ジャーは特別なものではなく、10年選手の安物で

しかも気を緩めると蓋がパコっと開いてしまうという壊れかけ。

そんなジャーでも美味しく炊きあがるのだもの

特別な高級炊飯器はもちろんのこと普通の炊飯器でも

それはそれは驚くほど艶やかに炊き上がるのではないかと思います。

 

そしてその翌日、

このゆめぴりかのお弁当を冷たいままいただき更に驚く。

このお米でオニギリ作ったら幸せなオニギリが出来そう!

そんな事を考えながら、一口一口噛みしめながら頂きました。

冷めても美味しー!!!!!

 

 

日本を離れて結構な月日が経っているせいか北海道と聞いた時

はてっ???

北海道のお米とな??

正直、そんな感じで北海道と美味しいお米というのが

なかなか結び付かなかったのですが、ワタクシが無知なだけで

北海道のお米って人気だったのですね!

www.hokkaido-kome.gr.jp

そして、本日の主役、ゆめぴりか。

厳しい寒さの中、長い年月の試行錯誤を経て寒さを味方につける米作りをし

その寒さが育む甘みや粘りのある米を完成させたのですね。

ゆめぴりか開発ストーリーはこちら↓↓↓

北海道米販売拡大委員会ゆめぴりかのページゆめぴりか

 

ゆめぴりかは、なるほど、2017年、おにぎりに合うお米として

「つや姫」(山形)、「銀河のしずく」(岩手)とともに

この「ゆめぴりか」も選ばれていたんですね。

一般社団法人おにぎり協会:「おにぎり食味会」の詳細↓↓↓

www.onigiri-japan.com

 

お米関連のお話では、この記事もとても興味深く読みました。

NIKKEI STYLE(2016年6月17日)

お米のおいしさ、銘柄半分、炊き方半分 プロ座談会

style.nikkei.com

インタビュアーの

「同じブランドでも作る場所や農家で差が出るのですか」という問いに

千葉のコメ農家さんの

「品種と地域の相性もありますよ。例えば、最近、人気の『ゆめぴりか』は

北海道じゃないとうまく作れない。

以前、自分の田んぼで実験してみましたが、

ゆめぴりかを千葉で作ってもおいしくできませんでした。」

という回答が興味深かった。

やはり、ゆめぴりかは厳しい寒さの中だからこそ生まれる味だったのですね。

 

NIKKEI STYLE(2017年2月24日):

このコメを選べ!「お米マイスター」のおすすめ銘柄

style.nikkei.com

こちらの記事では、コメの種類と特長が述べられているので

日本に住んでいらっしゃる方であれば

次回お米を購入する時には、こうした記事を参考にしつつ2KGくらいから

挑戦してみるのも楽しいかも。

 

 

 

20年ほど前の香港は、

日本のお米を買いたくても種類は相当限られていたし、

値段も驚くような値段だし、値段の割には美味しくないし

という状態だったけど、2017年となった今では

小売店に行けば種類も豊富にあり、

ネットで精米したての日本米を購入する事も可能となりました。

 

それと同時に、日本以外で生産しているジャポニカ米の質も

ぐんぐんぐんぐん良くなり、炊き立てであれば

普段使いにはまったく問題ないくらいの質まで迫っているように思います。

こうして外国勢ジャポニカ米も頑張っているのではありますが、

日本米との差が大きく出るのは、お弁当、おにぎりで

「冷めても美味しいお米」というのは、これは日本米には敵わない。

でも逆に、広東風蒸し魚には日本のお米よりも香港で一般的に食される、

あの独特の「もわっ」とする香のお米が合うのよね。

 

 

お弁当やおにぎりという形で食べるから

日本では冷めても美味しいお米を更に追求するのか、

冷めたら美味しいお米が作れなかったから

おにぎり文化が外国には生まれなかったのか

その辺りの事はわかりませんが

たかがお米、されどお米。

各国の食の在り方や、お米の特徴の違い、

主菜副菜とお米のお味の相性の良し悪しを考えながら食べるのも

時には楽しいものです。

 

 

モチモチ感たっぷりのご飯をお好みお方はこの「ゆめぴりか」

是非是非、試してみてくださいね!

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賞味期限に関するお話いろいろ

賞味期限表示に関連するお話は、ネタが尽きない。

このお店を始めてから、改めて調味料商品などをじっくり見てみると

賞味期限の表示が

賞味期限(未開栓):2018年3月1日

などと記載されている事に気がついた。

賞味期限(未開栓)

昔はそんな記載はなかった気がすると思いつつお店に立っていると

はっ?????

なるほど、なるほど。

食品メーカーがわざわざ(未開栓)

と、但し書きを入れたくなる気持ちが痛いほどよくわかる。

世の中には「賞味期限」を

不思議な感じで自己解釈している人々が存在するのですね。

これについては、長いお話となりそうですので

また改めてゆっくり時間が取れる時にでも書いてみたいと思いますが、

本日は、そうした深いお話ではなく

賞味期限に関するもっともっと単純なお話。

 

賞味期限が3,4年先という調味料に囲まれて生活してきた

ごくごく一般的な中年以上香港ヤンの買い物シーンのお話。

 

日本の調味料類というのは特殊なものを除き大体9か月から

物によっては長くて2年とか、今はそんな感じかしらね。

調味料類は殆ど船便で来るから元々9か月のものであれば

香港で小売店が並べる頃には賞味期限まで6か月を切っている事も少なくない。

そんな事情を知ってか知らずか

 

賞味期限がー!

賞味期限までがあっという間じゃないかっ!

短い短いガガガー!!!!!と騒ぎたてる

「ワタクシ、健康に気を使ってますの」風香港ヤンがいらっしゃるのですよ。

結構な割合で。

初めはね、日本の商品の在り方を知っていただくべく

日本の商品というのは香港の商品と比べもともと短いし、

電話一本でメーカーから直ぐ届くというものでもないのですよ

というお話を忍耐強く続けていたのですが

最近はね、ワタクシも、この辺りの生活習慣に慣れてきたというか

何と言いますか、

「賞味期間までが短いじゃないっ!!何これ?フンっ??」

的なお客様には

「あらっ?

防腐剤をたっぷり使った

長く持つ商品をお探しのようね、

そんなもんウチにはないわよっ!!」

ってな感じで対応するようにしましてね。

 

イヤ、ワタクシも知ってますよ。

商品によっては研究に研究を重ね防腐剤に頼るのではなく

作り方や、製法、使用する酵母を変えることにより

より長く持つ商品を作り上げているメーカーさんの存在。

それは知ってはいるのですが、

この西邨の中で行われる「賞味期限が云々カンヌン」というのは

そうした類の知識は全く持ち合わせていない方々との会話であるわけで

これが、なかなか、骨が折れるわけですよ。

 

賞味期限関連のニュースいろいろ、世界は驚きで溢れている

賞味期限の問題といえば、ここ香港では巷のニュースも盛りだくさんで

いつだったか、冷凍屋さんの冷凍庫からで40年前の商品が見つかったっ!

というニュースもあったわよね。

香港の出来事だったか、台湾だか中国だか忘れちゃったけど。

でもね、その後のコメントが痺れたわよ。

「冷凍だもの、40年たってもダイジョーブっ!!」

もうね、日本の賞味期限関連ニュースなんか可愛いものよ、ほんと。

 

ところ変われば見方も変わる。

世界は驚きで溢れてる。

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ミツカンの穀物酢:インドのお方、はじめて日本のお酢を口にする

店舗のカレンダーを見てインドのお方が「あぁーJaipurだぁ〜」と仰いながら

吸い込まれるように入って来られた。

インドのお方がご覧になったカレンダーはこちら。

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全日空のカレンダー11月。

そう、インド、ジャイプルのハワーマハル。

 

そのインドのお方、

「いつもはHeinz(ハインツ)を使うけど」と言いながらも

ミツカンの穀物酢を買って下さったわ。

ありがとう全日空さん!

ありがとうインドのお方!

これでまた

「生まれて初めて日本のお酢を口にする」

という方が2、3人増えるわね。

ううん、インドの方のご家庭だもの、7、8人は

「生まれて初めて」の経験をするかも。

日本食品普及に貢献出来た喜びでいっぱいよ。

 

インド発日本行きのフライトは全日空で!

ちょっと、日本食のお話からは逸れてしまいますが

折角ですので、全日空のインド版ページをご案内しておきましょう。

ムンバイ→東京、大阪、名古屋、福岡

デリー→札幌

デリー→函館

何て案内もあるわっ!

www.ana.co.jp

 

へっ?????

インドってこんなにダイレクトフライトあったの?と驚いてみたものの

この路線は東京を経由しますという但し書きがあるわね、ああ、なるほど。

 

インド発東京行き INR35,466~

と、大きな案内がありますが、

インドルピー35,000という金額がどれくらいのものなのか

いまだかつてインドを訪れたことがないわたくしにはわかりませんが、

インドにお住まいの日本の皆さま、

インドにお住まいのインドの皆さま、

日本にお出かけの際は、折角ですので全日空をご利用くださいね。

そして、日本についたら穀物酢、是非とも買ってくださいね!

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蒟蒻粉:こんにゃく粉を求める香港ヤンを見て思う事。

こんにゃく粉。

今年の夏くらいからかしら、香港のお客様から声を聞き始めたの。

気になって少し調べてみると、今、日本でも若干追い風吹いている最中ですか?

物凄い数の「こんにゃく粉」の小売商品があるのですね。

でもその商品、大体の場合「こんにゃく粉」や

「こんにゃく精粉」という呼び方をされているのですね。

こんにゃく粉は、今、まさに中国、台湾、香港でひそかなブームの様子。

実際には2007年頃にも流行ったようなので、セカンドウェーブなのかしら。

いずれにしても折角のブームですので、その商品の表記、シンプルに

「蒟蒻粉」

と記載してみたら、あっという間に中華圏制覇できるかもしれません。

ワタクシたちの強み「漢字」という共通知識を利用しない手はありません。

是非、早速、パッケージデザインのご検討を!!

 

 (注釈:こんにゃくは少し前まで「魔芋」と表記されることも多く

今もその名残はありますが、最近はどちらかというと「蒟蒻」という名前が

表記、口語とも多くなってきて現在では「蒟蒻」というのは普通に通じます。)

 

ヨーロッパではパスタ代わりに白滝を食べるというのが

だいぶ前から一部の方の間で日常となり、

ヨーロッパに白滝を輸出している方々は

白滝御殿を建てていらっしゃるらしいじゃありませんか。

白滝ブームに乗り遅れた方々は、今度こそ

是非とも蒟蒻粉を中華圏に輸出し、

コンニャク御殿を目指す時ですよ!

 

 

蒟蒻粉:こんにゃく粉を求める香港ヤンを見て思う事

こんにゃく粉を香港でバズらせているのは誰だい?

今年の夏位からかしら?

 コンニャク粉はある?一体どこで買えるの?どうしたらいいの?

 「ここで買えなかったら私は一体、何処に行けばいいの?」

と、今にも泣きそうに悲壮感たっぷりで

如何にも無くてはならない風にやって来る香港ヤンが

チョコチョコいらっしゃいますけど

「本当にその成分が必要ならコンニャク粉を買った方がいいかもしれないけど、

ただ単にゼリーをつくりたいんならゼライスでいいんじゃない?

それとも健康の為にコンニャクを食べたいの?」と、

海のように心の広いワタクシは逐次説明してみますけどね。

 

香港ヤンよっ!

インスタントラーメンだって外食して食べるあなたがたが

本当に、本当に悲壮感山盛りでコンニャク粉を必要としているかは

うぅ~ん、どうかしらね。

ちょっと怪しいものだとおもうのよ。

仮に我が家で買えたとしても

そのコンニャク粉、多分、一生に一度くらいしか使わないと思うわよ。

 

確かにね、こんにゃくは優良食材よ。

日本こんにゃく協会のサイト↓↓↓

日本こんにゃく協会:健康な体作り

 

香港でのこんにゃく事情というと

糸こんにゃくの、香港での存在感と言ったら、何と言いますか

「んっ?なんですか、ワタクシもともと香港市場に昔っからいますけど」

と、糸こんにゃくが言い出しそうなくらいに当たり前に存在していてる一方で

「糸こんにゃくと板コンニャクは親戚同士」という事を知っている香港ヤンは

あまりいないように思えるほど、残念なくらいに

板コンニャクはこれまであまり歓迎されていなかったけど

今年は光を浴び始めているわよね。

 

メディアやブログ記事に煽られやすいという体質は

日本も相当なものがあると思うけど、

なんのなんの、香港ヤンのそれも負けてはいない。

 

こんにゃく粉、コンニャク粉と蒟蒻粉を求めて香港中を駆け回るのもいいけれど

健康の為にというのなら、

ああ、香港ヤンよ、

素直にコンニャク食べときなさい、板コンニャク!

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「今日、お餅、ありますか?」を合言葉にしたいと思います。

本日は11月第4木曜日、感謝祭翌日の金曜日

世に言う「ブラックフライデー」

世の中の小売店が黒字に転じ、小売店事業主は

お立ち台の上でおへそを出して陽気に踊るそんな日ではないのですかっ?

なんですかね、この西邨の輪をかけたような過疎っぷりは。

ああ、そうか、

世の中の人々は街中の煌びやかな場所でのお買い物に勤しみ

西邨のような地味な場所では、過疎っぷりが促進されるという

そういう日ですかね。

 

そんな何だかいつも以上に静かな西邨ではありますが、

周辺の呑み助さんたちは、今日はよさ気な鱧が釣れたようで

お立ち台が無くても明るいうちから皆さま陽気。

 

さて。

いよいよ年末が見えてきましたね。

卸さんの新しい商品リストにお餅をみつけて、どんな商品かしらと

1つ試しに取ってみた。

おお、日本国内産水稲もち米100%で、一切れパック。

食べきれず持て余すほど大きすぎることもなく、

かといって、これじゃちょっと寂しすぎたわねと感じるほど

小さすぎることもない、海外で年を越すには丁度いい感じの

350g入り、個数にして7個くらい入っていそう。

 

お餅はね、これまでも時々お声がかかり、お店としても

扱いたいなと思っていた商品なのだけれど、

日本のお餅を食べなれない香港ヤンが、何かの間違いで

何かが起こったらこればかりは取り返しがつかなくなるからと

これまでずっと仕入れてこなかった商品の1つなのですね。

ほら、香港ヤンの方々、説明とか料理の仕方とか

「ウンウンうん」と頷きながら聞くふりはするものの

理解はしませんでしょ。どこまでも自己流、いきなり応用編に

挑む方々ですのでね、お餅だけは、お店の自己防衛の意味でも

おいていなかったのですが、今年は少し入れてみようかな。

 

 

 

ということで、今回試しにとってみたお餅の商品の裏側を見てみると

警告がありますよ、警告!!

その中の一文。

おしゃべりをせず、食べることに集中されますようお願いします。

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人々の食生活のありかたも多様化してきたし、

この警告は本当に必要だと思います。

日本で生活していても、普段お餅を食べる機会というのはめっきり減って、

最近ではお家の建前のお餅投げイベントも減ってきているだろうしね。

もしかしたら、お餅を使って料理した事がない日本の方も少なくないのかも。

 

テレビなどでの影響か、日本では早食いだの大食いだの

そうした競技もあるようですが、

食べ物はね、高価なものである必要はないけれど、

気の置けない人々と落ち着いて気軽にシミジミと楽しめる、

そんなシーンが少しでも多くなったらいいなと、そう思います。

 

 

お餅はですね、入荷しても店頭に並べるのではなく、

影の方に置いておくつもりでいますので、お入り用の方は

「今日、お餅、ありますか?」

と、そんな感じの怪しい合言葉をかけていただけたら

ご用意できるかもしれません。

 

 

もう少し、冷え込む日が続きそうです。

温かくしてお過ごしください!

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11月中盤の出来事:卸さんから配達された賞味期限2017年12月のビールを見ておもうこと

11月中盤。

正確には中盤よりちょっと前かな。

それでも11月2週目以降の出来事。

ビールをオーダーしたところ

賞味期限2017年12月と印刷されたビールが

どどどーんっ!と

山のように届きましてね。

 

どうかな、これ。

世の中的には、どう思いますかね。

 

賞味期限の事に関しては、業界全体、消費者全体、社会全体で

様々な角度から検討すべきことは沢山あると思うのだけど

その辺の事はまた別のお話になるので、機会があれば

また綴ってみたいと思います。

 

が、本日は、

「11月半ばに賞味期限2017年12月と記載されたビールが

卸さんからシレっと配達された」

という、そのこと自体についてですね。

ビールが届いた時に注文数より多く届いて、何でだろうと思ったけど

どうやらプロモーションをやっていたみたい。

知らなかったですけどね。まぁ、ショーガナイ、

この店、注文も少ないし特にプロモーションの案内なんて不要だろうと

セールスさんに思われていたんでしょうから、

その案内が届かなかったのは特になんとも思わないのですけど、

まぁ、配達されたそのビールですよ。

(注釈:日本のビールは製造日から賞味期限が比較的短く、船便は一か月ほどかかる上に

季節により味も異なる商品が多いから在庫管理がとても難しい商品の1つです)

 

今回のこの卸さん、

日本食品流通業界従事者でこの会社を知らぬ者はいないだろうという

超大手の卸さんで、こちらの会社さんね、棚卸も頻繁にされているのよ。

多分、4半期ごとかな、棚卸の為の休業案内が届きますね。

ここまで一生懸命棚卸作業されている卸さんってのは

多分他にないんじゃないかしら。

でもね、不思議なの。

それだけ棚卸を頻繁にされているのに

賞味期限切れの商品とかたまに混ざっている時があるのよね。

(注釈:これは、もしかしたら日本では炎上案件かもしれませんが、

この状況は、海外アルアル、香港アルアルで、この会社の体制云々ということだけで

簡単に解決できるものでもないのですね。企業がどんなに頑張ってもイヤ知りませんよ、

実際頑張っているかどうかは、まぁ、それは置いておいて、お国柄というか、習慣柄というか、

そういう部分が影響する箇所でもあるので「それ、フツーに駄目じゃんっ!」とは

言いきれないのですね、ガイコクですから)

 

1つ誤解していただきたくないのは、ここで

弱小小売だからといってバカにするなっ!!とか

来月賞味期限を迎えるビールをシレっと送って来るな、足下みやがって!とか

期限間近の商品だからプロモーションやってるなら先に言っとけやっ!とか

そういう事を言いたいのではないのですよね。

こちらの卸さんだけではなく

香港では比較的あるのよね、

賞味期限間近の商品がシレっと送られてくるとか

すでに過ぎている商品が送られてくるとか

中にはね、前回の商品の賞味期限が12月15日だったのに

同商品をまた頼んだら次に届いたのは11月30日だったとか

一体全体、どんな在庫管理をしていたらそんなことが起こるのか

首を傾げたくなる不思議な出来事というのは、

ここ香港では毎日のことでございまして

以前よりだいぶ少なくなった印象だけど、それでも、まぁ、

卸さんによってはまだまだありますね。

 

その一方で、卸さんによっては

毎回毎回、日本からの到着を待って毎回毎回キッチリ

香港到着ホヤホヤの商品を配達してくれる会社もあり。

 

中には、セールスさんによっては

「注文品の中で、この商品は賞味期限結構迫っているけど

今回どうしましょうか?」と一報くださるセールスさんもいらっしゃる。

 

商品管理、在庫管理の方法って本当に各社それぞれなんだなぁと

つくづく思うのですね。

「賞味期限に関する心配はこの会社は全く不要だわ」安心安心。

と思わせてくれる会社もあるし

「どうしようかなぁ、ちょっとここは怖いんだよねぇ~」と

少しばかり構えるたくなる会社もあるし

「君たちは、この商品管理でよく今日の今日まで生き延びてきましたわね」

と怒りを飛び越え思わず感心したくなる会社もあるし。

 

賞味期限に関する在庫管理だけではないんですよね

商品はいいもの扱っているのだけれど何故だかフットワークが重い会社とか

フットワークが軽やかな営業さんがいるのに扱い商品がいかんせん残念とか

普段は滞りなく業務が進むのに何故か時々地雷的商品が混ざって来る会社とか

いろんなパターンがありましてね、何と言いますか

各社それぞれ得意分野と不得意分野があり

それが当然といえば、当然なのかもしれないのですが。

 

ときどき、考えるんですよね。

例えば、自分自身が日本の生産者側だったら、

どこの卸さんにお願いするかな。

このことに関しては、これまでも

「自社の商品をどこの卸さんに託すか」的な感じで

これまでも何度も触れてきたけど、

実際、自分が生産側、出荷する側だったら、どうするだろう。

 

 

 

香港には食卸業企業、どれくらいあるのかしら?

それはそれは飽和状態なくらいに存在しているから

もう、これからの新規参入は難しいのではと思えそうだけど

案外そうでもないのかもしれない。

扱い商品ややり方によってはまだまだ可能性のある業種かも。

この先「卸し業全体」としてはこの先、どう動いていくのかしらね。

業種としては必要と思う。

金融窓口や旅行代理店ほど「さてさてこの業界、明日はどうなるか」

というほどには、切羽詰まっている業種とは思わないかな。

以前と比べ小売や消費者の直接購入が可能になり、

小売は自社仕入れにシフトし、卸さんは自社販売にシフトしつつも

それでも、やはり間に入ってくれる卸さんって必要よね。

 

ん?

今日、言いたいことは何だったかな。

そうそう。

各社それぞれ、各人それぞれ、

本来やるべきことを1つ1つキチンとこなしてゆくことって

地味な事だけど、でもやっぱり大切な事で

案外、その辺りをきちんとやっていけば

日々、普通に暮らしていくことが出来るのかもと

そう思った出来事だったわけですね。

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