Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。

香港の漁村の小島の街市内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事をつづります。

自然たっぷりの小島でお店を運営するということ

Ap Lei Chauは香港の街中から地下鉄で15分とは思えないほど

自然たっぷりの小島であります。

自然たっぷりは良いですが、その自然の中で店を運営していくというのは

時には思いがけない相手と立ち向かう必要があるわけでして。

 

通勤途中@Ap Lei Chau

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柵が張られているのは動物園?ということではなくて

崩れ落ちそうな小道ですからね、金網がはってありますが

ごくごく普通の通勤路でございます。

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ワタクシも毎日生きるのに必死でありますが、イノシシ氏も必死よね。

もともとAp Lei Chauはイノシシが出現する島で、注意書きも

いたるところにあるけれど、朝から出現ってのは珍しい。

日本でも最近は、熊やイノシシ、シカなどが人間居住地に頻繁に

出現しているようですが、人間と野生動物、どうにかお互いに

うまい具合に棲み分けができるようになれたらいいですね。

 

 

と、前置きが長くなりましたが、暫くぶりの更新となりまししたのは

寒いのよっ!

新年、グズグズしたお天気が続き、やっと昨日あたりから太陽が顔を

見せ始めはしましたが、それでも、風が容赦なく

冷たいのよっ!

 

今日は本当はビールのお話をしようと思っていたのですが、

寒さに指がカジカンデ、ビールどころではなさそうなので

次回にでも。

 

香港は煌びやかなイメージがあるかと思いますが、

少し街中を離れると、イノシシをはじめ

牛やサルなどの野生動物も案外普通にいますので

香港を歩くる時には、

どうぞ時々は前後左右確認しながらお進みくださいませ。

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こんな商品あったらいいのに:サイズの小さい油揚げ

先日の大晦日、年越しそばはきつね蕎麦にしました。

むかしむかし、その昔、ざっと四半世紀くらい前かしら?

「赤いきつね」というカップうどんを食べたことがありましてね。

まるちゃんの「赤いきつね」、皆さん、召し上がった事ありますか?

こちらの赤い方↓↓↓東洋水産(マルちゃん)赤いきつねの紹介ページ

www.maruchan.co.jp

この「赤いきつね」のお揚げを食べた時の衝撃が忘れられずに

もう一度、あの「赤いきつね」のお揚げを食べたいなと思いつつ

時代はすでに昭和から平成へ、そしてまもなく

平成から新しい元号になろうというほど時が流れたというのにワタクシの

「『赤いきつね』をもう一度」という

小さな小さな願いは叶う事のないまま今に至っております。

だから現在の「赤いきつね」の中に、かつて衝撃を受けたあの味が

今も続いているのかと聞かれると正直、ワタクシ、わからん。

わからんのではありますが、

赤いきつねを食べたことのある方にお聞きします。

甘いお味のあのお揚げ、時々食べたくなりますでしょ??ねっ?ねっ?

あの赤いきつねのお揚げが、王道のお揚げかと聞かれたら否。

否だと思うの。

否なんだけど、時々食べたくなるのよね、不思議だわ。

そんなゴチャゴチャ言ってないで、

小売店やってるんなら仕入れすりゃいいじゃんとお思いでございましょ?

それがそれが、だってだって、

卸さん、扱っていないんだもの~!

卸さんが扱っていないで思い出したけど、もう1つ

サッポロ一番塩ラーメンね、こちらサンヨー食品。

サッポロ一番に関してはいつかここでも書いたかな?

こちらも時々ムショーに食べたくなるお味のサッポロ一番塩ラーメン。

昨今、様々なインスタントラーメンが誕生しては消え誕生しては消えの

激しい競争を繰り広げていはいますが、今も昔も個人的にはこの

「サッポロ一番塩らーめん」がインスタントラーメンの完成形だと

思っております。

しかし、残念ながらこれもね、ないのよね、周辺の卸さんでの扱いが。

海外では全く見かけない商品ということでもないので、

きっと大手小売さんが直接仕入れていらっしゃるのかしらね、どうなんだろう。

サンヨー食品:サッポロ一番塩らーめん

www.sanyofoods.co.jp

 

東洋水産さぁ~ん、

サンヨー食品さぁ~ん、

「赤いきつね」と「サッポロ一番塩らーめん」

どちらも、超日本的な人々に受けそうなお味で

非ヤップンヤンに受ける味かと懐疑的なものをお持ちかもしれませんが

インスタントヌードルに限った話をするのなら

世界のローカルピーポーは超日本的なものに手を伸ばすくらいには

機は熟していると思います。

ここは1つ新たな展開、ローカル系ディストリビューターへGo!

まぁ、その話はよい。

油揚げのお話をするつもりが、

すっかりインスタントヌードルの話になってしまった。

今日のお話は油揚げでございましたね。

 サイズの小さい油揚げ

そんなこんなで、あの思い出の「赤いきつねのお揚げ」の味を目指し

グーグル先生にお尋ねしてみると、やはりいらっしゃいます。

「赤いきつねのお揚げ風レシピ」を研究していらっしゃる方々。

興味のある方は、ご自身で色々検索していただくとして

折角お揚げを煮るのなら、沢山煮たい。

一挙に沢山煮て、おかずに困った時には稲荷ずしにして

和の感じの出来る奥様を装いたい。

そんな思いもあるものですから、沢山煮るはいいものの、

これまでも稲荷ずしを作るたびに思っていたけど、

大きいのよね、サイズが。半分に切って袋にするけど

もったいないのよね、ダブル部分が。

日本で作っているのなら油揚げも沢山あるだろうし

お高いものでもないので半分切りの贅沢使いもいいけど

これ海外でのこととなると、いちいちその価格も気になり

一枚の油揚げで3個稲荷が出来たらいいのに

とダブル部分を見るにつけ、思うわけです。

 

ところで

香港には「豆腐泡」と呼ばれる油揚げと似た商品がありましてね、

こちら↓↓↓参考画像として「豆腐泡」の画像検索結果

豆腐泡イメージ

この豆腐泡も種類がたくさんあって

空心豆腐泡(中が詰まっていない)と呼ばれる豆腐泡の中に

長方形のものがあるんですね、それが1口、2口サイズの

お稲荷さんを作るのにちょうど良くて我が家では旅行に出かけるときには

この長方形型豆腐泡を煮てお稲荷さんにして持っていくことも多い。

 

油揚げは当店でも冷凍の油揚げを扱っていますが、

これ香港の人に良く売れるんですね。

火鍋に使うということで一回に3,4袋購入する方も少なくない。

実際、美味しいんですよね、広東風火鍋に日本の油揚げ。

それでも火鍋にするには1枚をそのままペラリと入れるわけにもいかず

切る手間がかかるわけで、もともとサイズの小さい日本のお揚げがあったら

香港ヤンも歓喜の予感。

 

お客様の中には稲荷ずし用の「味付けお揚げ」を求めていらっしゃる方も

少なくなくて、そうした方には油揚げを煮て作ったらいいよと

お伝えして皆さんに挑戦してもらっていますが、

よくよくお話を聞いてみると、お子様のお弁当用に稲荷ずしを

作ってるということらしい。

 

そんな風に、かつては「食」といえば人任せだった香港の方々も

今は「食」に対する姿勢も変わってきていますので

昔からそのままの姿で変わらない油揚げも、

多様化した消費者の食スタイルに合わせ、

様々な形があってもいいのかもと、

そんな事を思うわけですね。

 

と、いうことで、日本全国の油揚げ生産者の皆さま!

油揚げというのは我々海外での小売りとしては

ベジタリアンの方々にもお勧めできるし心強い商品の1つ。

日本国内での事情は分かりかねますが、

日本国外から油揚げ業界に吹く風は追い風ですよっ!

海外輸出可能な冷凍油揚げで、小さなサイズの油揚げ

商品開発、是非に!

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永井酒造、陣屋、石橋屋:頑張る人からパワーをもらえるようなそんなお話

2017年12月31日、一年の締めくくり。

一年の締めくくりだからと、この一年を振り返ってみるということは

あまりしない方なのですが歳を重ねたせいか、

今年はちょっと振り返ってみたくなりましてね。

こうして今ザックリ思い出してみると何と言いますか

思い出深い一年といいましょうか。

久しぶりの再会を果たした年、新しい出会いのあった年。

5,6年ぶりにお会いできた方もあれば、中には15,6年ぶりの再会と

なった方もあり、お互いにそれなりに年を重ねたことを改めて実感。

ブログを拝見していて、いつかお会いしたいなぁ~と

思っていた方とリアル世界でお会い出来たりと、

実に実りのある「出会い、再会の一年」でありました。

それもこれも周囲の皆さまの思いあってこそ、こればかりは

感謝をしてもしきれないものであると同時に

「実店舗という空間」があったからという部分も大きく、

ネット社会が生み出す検討事項や人と人との距離の取り方など

以前とは異なる懸案部分は山のようにあるものの

それでも「実店舗」という、

人が作り出す、その「空間的な心地良さ」というものを

改めて感じる事ができた再確認の年でした。

 

さて。

前置きが長くなりました。

新たな年が始まりますのでね、折角ですので、

頑張る人からパワーをもらえるようなそんなお話をいくつか。

 

Diamond online (2017年12月29日)

世界一予約が取れない人気店でも採用、群馬の小村で生まれた日本酒

飛び立て、世界へ!中小企業の海外進出奮闘記

diamond.jp

朝日デジタル(2017年12月29日)

老舗旅館、週3日休館でも売り上げ倍

www.asahi.com

Diamond online (2017年4月27日)

零細こんにゃく企業が機械を捨て‘手づくり’で世界を制した理由

diamond.jp

 

新しい年、どうでしょうかね。

取りあえず、動く、動いてみる。

そんな感じで、取りあえず動いてみる年に出来たらいいなと

そう思います。

 

 

世界中の人々が穏やかな年を迎えることができますように。

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冬至:大切な人々と集い、笑い、語り合って健康を願う日

昨日は冬至。

香港ヤンが一年でもっとも優しく穏やかになれる日。

銅鑼湾辺りではセールや工業展で穏やかどころか

ますます殺気だっているようではありますが、それはさておき。

 

香港の冬至の習慣って素晴らしいと思いませんか?

この日、1年で最も昼が短くなる。

本格的な寒さはこれからだけど、それでも冬至を過ぎれば

明日は更に春へと近づくと信じることが出来るもの。

香港では旧正月と同じくらいに年で最も重要な日。

大切な人々と集い、笑い、語り合って健康を願う。

いつもはギスギスばかりの香港もこの日ばかりは

誰もが丸くて、まぁるく、まぁるく優しくなれる。

 

冬至を境に畳の目ほど昼が長くなり春の訪れを尊ぶ習慣がある日本だもの、

冬至という日、

香港のようにもっともっと大いにまぁるくまぁるく語り合ってもいいと思うのよ。

香港の事をこのワタクシが素晴らしいというのは、

この冬至の習慣くらいなものよ!

冬至は過ぎたというものの、

人々が集まって、食事をしながら大いに語るというのはいいものです。

日本の方もかぼちゃだけでなく、

湯丸や餃子(←中国北部では餃子を食べる習慣があるらしい)も食べるのですぞ!

 

香港政府観光局のWeb Site、香港の冬至について

冬至 | 香港政府観光局

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Goose Island: シカゴ生まれのクラフトビールの登場よ!

♪♪わっかるかな、わっかるかな?さてさてふふぅ~♪♪

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わかるあなたは、最近やはりのビールクズ!

いやいや、単なる呑み助さんか。

 

ワタクシが干からびるほどに木枯らしが吹き荒れる季節に

GOOSE312とな?????

と、思うことなかれ。

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ここは香港。

寒くても、暑くても、いつでもどこでも火鍋よ、火鍋!

これから、冬至、クリスマス、新暦年末年始と

人が集まる日々が続き、人が集まれば、いつだって火鍋よ。

折角だものと西洋的なお食事を何度か差し込むことはもちろんあれど

結局は火鍋よ、最後は火鍋に戻るのよ、ここの方々は。

そんな風に愛される火鍋を囲みながら、冬のホワイトエールもわるくない。

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「生粋のビールバカ」と呼ばれているらしいGoose Islandの方々だって、

香港の漁村で黒白波とGoose IPAとGoose312が並んでいるとは

思いますまい。

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中年層は朝からブルーガールの大瓶をラッパ飲み

老年層は缶ギネスをストローで楽しむというスタイルが少なくない

西邨店舗の周辺の人々。

Goose Islandの方々が「生粋のビールバカ」であるならば

西邨の呑み助さんたちは

「生まれながらのスーパービールクズ」であるわけでありまして

そんな彼らにGoose Islandの誕生のウンチクを語ったところで

「けっ!!」と笑われ終わりそうな気がしないでもない。

 

クラフトビールはね、日本と同じくここ香港でも一部の人々の間で

話題になった時期はあるにはあるのですが、

まぁ、なんといいますか、

香港は本当に世界各国からのビールがお安く、それはお安く飲めるので

特殊性を活かした作りのBarであったり飲食店でクラフトビールといのは

それほど苦戦しないと思うけど、小売店で扱うのは難しい部類だと思う。

地元系大手スーパーでも、クラフトビールを入れてみたけど動きが鈍いのか

処分品扱いで驚くほどお安く片隅に追いやられているシーンに

出くわすことがあるものね。

 

と、いうことで、今回はシカゴ生まれのクラフトビール。

「生粋のビールバカ」が作るGoose Islandから

Goose IPAとGoose 312が当店に新登場。

年末年始、煌びやかな香港で贅沢な外食を楽しむのも良いですが

たまには自宅で贅沢なビール片手にまったりするのも乙なもの。

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Goose Island IPA、Goose Island312

皆さまも、是非に!

 

ビールクズとは……

d.hatena.ne.jp

 

GOOSE ISLANDとは……

www.gooseisland.jp

Goose Island香港上陸時のメディア関連記事:

www.esquirehk.com

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風よ吹け~!もっと吹けぇ~!と呪文を唱えたらエライ目にあったお話

まぁ~、昨日はエライ目にあいましてね。

ほら、先日、悪魔のような呪文を唱えましたでしょ、

風よ吹け~

もっと吹けぇ~~って。

hongkongjapan.hatenablog.com

そしたら昨日の天気といったら、まぁ、あて事もない

店舗にこれでもか、これでもかというほどに

北風ボーボー吹き荒れましてね、

商品は飛びまくるは、ワタクシは干からびるは

あまりにも風が強すぎて、

人っ子一人、歩きやしないっ!

豚バラ売るどころの騒ぎじゃゴザイマセンでしたわよ。

 

風よ吹けぇ~!

もっと吹けぇ~~!

と、言いましたよ。言いはしましたけれども、

吹き荒れればいいってもんじゃ、ございませんでしょ!

 

店舗の屋根がいつ飛ばされるかと怯えつつ寒さに震えておりました。

かつてもうすでに看板は跳んで行ってしまいましたからね

hongkongjapan.hatenablog.com

hongkongjapan.hatenablog.com

屋根はどうしても死守したいところ。

風の通り路の角店舗、もともと半屋外の造りの上に

天井板まで飛ばされた日には、本格的な寒さはこれからだというのに

ワタクシ、この冬を越せるはずもなく。

昨夜はあまりの風の強さに、いつもより早くお店を閉めようと試みたものの

風に煽られて店舗のシャッターが閉まらず、周辺の呑み助さんたちが

閉めるのを手伝ってくれるというありさまでした。

それにしてもこれだけ強い風の中でも、

西邨の呑み助さんたちは集まって呑んでいるのだから、

ただ飲んだくれているだけの呑み助さんではありませんよ。

 

 

 

さて。

今日は、気温は12度と昨日とほとんど変わらないものの

香港の漁村小島周辺を無慈悲に襲った北風はパタリと止まり

冬至前の穏やかな日曜日となりました。

 

香港街市はこれから一年で一番の書き入れ時の冬至に向かい

忙しくなって参ります。

冬至の後にはクリスマス、新歴年末年始と続き、

街市だけではなく、飲食業界、サービス業界も目まぐるしい忙しさ。

寒さも本格的になってきました。

健康一番、体調を崩すことなく、忙しさを乗り切りましょうぞ!

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