20160608
先日、取りあえず嵩のある商品をという思いで仕入れたカップラーメン。
納品されたのは、麺職人シリーズ。
前回、カップラーメンを食べたのはいつの事だろうかと考えながら
カップラーメンの作り方の勉強も兼ね、試食。
知らぬ間に、カップラーメン、進化を成し遂げていたのですね。
麺職人 担々麺、旨し。
そして、その調理方法も複雑化していたのですね。
こうして自分がカップラーメンと接するようになってから
他店のカップラーメン売り場も見るようになったのですが、
麺職人シリーズ、Ap Lei Chau 内では759阿信屋さんでHK$17くらいで
見かけます。頻繁に行われている割引デーに購入すれば
きっと、HK$14-HK$15くらいで購入可能なのではないでしょうか。
一方、当店。
ローカル系のカップラーメンがHK$6前後から販売されている香港でHK$20
これには色々事情があり云々。。。と何か状況説明できればいいのですが、
そうした複雑な事情というものはなく、ただただ、当店の仕入れ力不足、
一言でいえばそういう事だと思うのです。
ローカル商品の3倍の値段。
同商品を他店で買えば3割安。
お客様はそれを知ってか知らぬか、ただ単に近場で買い物を済ませたいのか、
当店で購入してくださるお客様がいらっしゃいます。
とても、とてもありがたい事です。
安くない料金で購入していただいた当店のお客様には、せめて、この複雑化したカップラーメンを正しく作って美味しく食べていただきたい。
カップラーメンといえば
付属されているカヤクやスープはすべてお湯と共に入れる。
それが香港の方々の一般的なカップラーメンの作り方。
でもね、でもね、でもね、この麺職人シリーズ、
スープの袋に日本語で記載されているように、
お湯と共に予め入れてしまうと、麺がほぐれず、大惨事となってしまいます。
HK$20のカップラーメンが美味しくなかったら、泣くに泣けない。
決して安くはないカップラーメンを
当店で購入していただいたお客様には、せめて、
麺職人の本来の味を感じていただきたく、
こんな感じに作り方を案内してみたり
スープはカップの上に置いて、温めるのだぞっ!と
写真を見せしつつ、念を押し
店頭には麺職人シリーズの作り方など貼り付けてみたりと
そんな感じでご案内しております。
私たちが普段、何気なく購入している商品。
それは多くの場合、
あっ!そうだ、こうしたらいいじゃん、
いい感じでできたじゃんっ!と簡単に作り出されたものではなく
食品メーカーさんをはじめ、多くの人々の研究と試行錯誤の繰り返し、
その結果、生み出された商品であるのだと思います。
日本で生まれたその商品が海を渡り、
縁あり、Ming-san Kitchenの店内に並んだ。
沢山の事はできないかもしれない。
でも、少しずつ、少しずつね、
一歩一歩ね、香港の皆さまに伝えていけたらな、
そんな思いでお店を運営しています。