街市は午前11時頃から2時20分頃まで、お客様は極端に少なくなる。
これは昔からの生活習慣で、一旦お店を閉め、お昼休みを取るお店もある。
お客様が少ないからお店を閉めるのか、閉めるお店が多少なりともあるから
お客様が少なくなるのか、その辺りの背景はわかりませんが、
大体のお店は、お店を閉めないまでも、お店を開けつつ、お昼を食べ食べ、
買い物とか、銀行の用事とか、何か用事がある場合にはその静かな時間帯の内に
様々なすべき事をすませ、3時以降の繁忙時に備える。そんな感じかな。
街市内の他店の皆さまに習ってワタクシも街行く人々を眺めながら、
店内でお昼をサクサクサクっと済ませるわけですが、今日ね、ご飯食べていたら
お向かいさん店舗群に飛び込みセールスさんが来たわけですよ。若いお兄さん。
彼、お店を1つ1つ回ってるけど、どこのお店にも簡単に断られていましてね。
もともと旧式街市に日本食品があるなんて世の人々は思っていないわけだから、
まぁ~ワタクシには関係あるはずがなかろうもん。でもセールスさん、暑いよねぇ、
お兄さん、きっと暑いよねぇ~、と、考えつつも、全くの他人事でございます。
斜向かい左のお店に断られ、そのお隣に断られ、今まさに、お向かいの若くて綺麗な
お姉さんに2秒で断られたのに、アレ?アレレレレっ?
めげずにこちらに向かってくるよ、ちょっ!にいさん、うちの看板見えてますかっ?
日本食品ですよ、日本食品、にいさん、持ってますの?何か、日本の商品??
はい。
お持ちでゴザイマシタ。
このセールスのお兄さん、香港を代表する企業の1つ淘大(AMOY)の方だった
わけですが、AMOYといえば、これまた日本を代表する企業の1つ
AJINOMOTO GROUPであるわけで、いやぁ~、こんな偶然があるから
セールスって本当に面白いんだと思います。
ホント、セールスって、歩いてみるもんだねっ!と二人して大笑いしましたが、
お兄さんだって、まさか、ここで日本人に会うとは思わなかったでしょうに。
たぶん、誰が一番驚いたかって、彼よね、彼。
お店ではビジネスの話しかしなかったけど、きっと、Tai Poのオフィスに帰りながら、
「ところで、何であんなところで日本人が店番してたんだ?」と、素朴な疑問など
抱いてくれたのではないかと思います。
こちらだって、「あんさん、何でこんなところにセールス来たん?」と聞きたい
ところですが、ああ、そうか、彼、淘大だもの、本家本元の自社の醤油を
地元系のお店に売って歩いてたのか、そりゃ、そうか。
近い将来、ほんだしオーダーできるように頑張るからね、待っててね!
来てくれて、ありがとう!