ウィルキンソンのジンジャーエールの話をしようと思う。
何だか、仰々しく前触れつけてみましたが、
別に、ウィルキンソンに関する秘密を知ってるのよ、わ、た、しっ!
って、そんな話じゃないのよ。
Wilkinsonのジンジャーエールを飲んだ経験のない方には
ちょっとわかりずらいお話しだと思います。
ジンジャーエールそのもの自体が香港でえらく人気があるかと
問われたら、ん?
人気はナイデショ、きっと。
自らすすんで常にジンジャーエール、
自分はいつでもジンジャーエールっ!って人、
周囲を見回しても、ねっ、ホラ、実際、イナイデショ、あまり。
今のところ、あった事もない、そんな人。
まぁ、ジンジャーエールにとって、完全アウェーな場所ですかね。
広東語表記も「薑味汽水」
生姜風味の炭酸水という、製造販売会社は
やる気があるんだかないんだか
サッパリわからない、そんな表記。
そんな香港ではあるのですが、我が家にはあるのですね、
ウィルキンソンのジンジャーエール。
皆さん、飲んだこと、ありますか?
前述の通り、これね、飲んだことのない方にはわからないと思うのですが、
このジンジャーエールを他のジンジャーエールと同様に
「薑味汽水」と表記しては、いけない気がして
色々考えたのですが、このジンジャーエールを
バシッと表すことができる良い感じの表記が自分の頭では
思いつかなくて、仕入れ先の営業さんにメールを打ちましたの。
「このウィルキンソンのジンジャーエールを上手く表現できる
広東語名はないでしょうか」と。
返ってきたお返事。
「当方、広東語は得意でないのでわかりません。」
………
ですよねぇ~。
その後、その営業さんからは
香港ではジンジャーエールは「薑味汽水」と書くそうです。
というメールが入りましたが、
ふぅ~。
そうそう、そうでした、そうでした。
卸さんの営業さんですもの、
小売店や飲食店からオーダーを取り、
デリバリー担当の方へそのオーダーを転送、
無事、顧客先に荷物が届いたところで、
業務終了ですよねぇ~。
間違ってないよ、全然、間違ってないよねぇ~、
やることやってるよねぇ~、
そうですよねぇ~、
責められる事、何もしてないよねぇ~。
聞いたワタクシが愚かだったのでゴザイマス。
ねっ、前々から、言っているでしょ、
香港の食品卸の営業さんって、ほんと、忙しいの、
嫌味でも、あてつけでもなく、これ、ホント!
ふぅ~。
大きく息を吸って、ゆっくり吐いて。
もう一回くらい、大きく息を吸った方がいいわよね。
ふぅ~。
さて。
そう、今日は営業のお話しではない。
ウィルキンソンのジンジャーエール、そのもののお話しだ。
アサヒ飲料さんは、天下のアサヒ飲料なのだから、
海外に出すときに、商品の説明の現地語のヒントみたいの
つけてあげたら、それは、それは、大いに役立つと
思うわけです。
そういう部分もひっくるめて、そっちの業者にお願いしてるんじゃんっ!
と、生産者側は思うかもしれませんが、
香港側の卸さんだって、何百個という商品を扱っている中で
皆さん、中々そこまでできないのが、
現代の世の中ってもんだと思うのよ。
速すぎるもの、何もかもが。
このジンジャーエールがどうやって海外に渡ることになったのか
その辺の事は、売りたかった人と買いたかった人の
当人にしかわからない事なので、
香港側が「これ、うちで取り扱わせてください」という感じだったのか
日本側が「これ、どうにか香港で売れないかぁ~、お手伝いいただけませんか?」
という感じで進んだのか、わかりませんが、
いずれにしても、
この2者間では「思いの合致」というものがあったと思うのです。
イケイケゴーゴーだったにしろ、イヤイヤグデグテだったにしろ、
今はこうして、実際、もう、香港に来ちゃってるわけじゃないですか。
来ちゃったからには、
気合を入れて売ろうぜよ。
いや、だから、自分のパートはもう、終わったから、
うちは、もう、現金化できたから、じゃ、それでっ!
という、とどのつまりは
そういうものかもしれませんが、
それでもね、
ウィルキンソンのジンジャーエールのこの独特さを
その他もろもろの香港では片隅に追いやられる
その辺の誇り被ったジンジャーエールと同様に
「薑味汽水」という気の抜けた表記しかできないその悔しさね、
アサヒ飲料さんに、是非、感じていただきたいわっ!!
アサヒ飲料さぁ~ん、
見てくれてますかぁ~、コレ。
香港の端の端の漁村からいくら声を大にしたって届かないだろうから、
せめて文字だけはと思って、文字の大きさ最大にして打っておいたわ。
ご覧になってたら、広東語のいい感じの言い回しご連絡下さいね。
って事で、
何々何々、そのウィルキンソンのジンジャーエールって?
香港で買えるん?と、思った方、
Ap Lei Chauでお待ちしておりますので、是非に!