ファストフードという世界。
ファストフードという世界は
毎日毎日が驚きの連続で、その驚きはとても一言で表す事はできないのだけれど
あえて一言でいうのなら
「こういう世界が世の中にあるのか」
そんな感じ。
「やっとこ」も
「まなばし」も
「雪平鍋」も
キッチン内には存在しない、そんなキッチン。
不思議な、ただただ不思議な、
なんとも言えない不思議な感覚。
ファストフード。
これまでの人生、
ほとんどあまり接点のなかった世界。
働く事はおろか、客側という立場でも
ファストフードという独特な空間に足を踏み入れたことは
まったくなかったわけではないけれど、
正直、オーダーの仕方も良くわからない。
1日の終わりには大体何かしらの酒類を飲む生活スタイルとなっている
我が家では酒類がないお店で食事をすることは殆どなく
ファストフードという選択肢は生活をする上で浮上して来ない。
それに、食事をお店でするという事は、
その日仕入れのあったお魚やお野菜、その日のおすすめ料理を
お店の人に聞き、食材にあった調理法などを教わりながら
食事メニューを組み立てていくわけで
それは、決して高級レストランでの食事でなくても、
普通のレストランやダイパイトンでも香港では普通な事で
「今日は、これを食べておきなさいよっ!」とおすすめしてくれる
ガイド役な方が存在しないお店でのオーダーというのは
とても難しく感じるし、ついつい足が遠のく。
そんな感じで、これまで個人的には全く接点のなかった
ファストフード界ではあるのですが
この世の多くの飲食場面を支えているのも、
これまたファストフード界なわけで
やっとこ、まなばし、雪平鍋のないキッチンという空間
毎日、毎日、日々、勉強。