Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。

香港の漁村の小島の街市内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事をつづります。

「風向きが変わる」ということ

風向きが変わりましてね。

これまで若干向かい風気味であった風が

追い風に変わり、猫の手も借りたいほどに忙しく

てんてこ舞いで追われ気味。

追い風ヒューヒュー、呑み助ばかりの西邨で

呑み助の皆さんにまじり朝からワタクシもすっかり左団扇

 

なんてことはあろうはずもなく 

「風向きが変わる」とは

文字通り風の向きが変わることで、

今年もやってきましたよ、北風ビュービュー

半屋外のこの店舗を目がけ、

これでもか、これでもかというほど

容赦なく吹き荒れる海からの風。

風に煽られ商品は飛び回り、

ボーボー音を立てて吹き荒れるもの、

お客様との会話だって、何となく大声になり

若干荒っぽい感じになるわよね。

 

そして今日のカラッ風の荒れようといったら特にすさまじく

秋が始まったばかりだというのに

ワタクシ、早速干からびてしまいそうな、そんな気配。

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魚をね、もっと気軽に食べることが出来るようになったら良いのに。

お魚をね、気軽に簡単に食べることができたら良いのに。

最近はよくそういうことを考える。

人々の日常の食事の中で、お魚の料理がもっともっと簡単に、

当たり前にのように食卓にのぼる様になったら

日本酒や焼酎という、そうしたいわゆる日本系列の

飲物の消費も自然に増えると思うのよね。

料理法にもよるのかしら?

まぁ、私は洋食全く作れませんので、より日本系列に

手が伸びるのかもしれませんが。

 

私自身の香港生活は母国日本での生活時間より長くなったとはいえ

これまで歩んできた道のりのせいか、案外

「9時ー18時、食事は自力」

という生活パターンの機会というのがほとんどなく

あまり気づかなかったのよね。

ゴクゴク一般的な仕事生活をしている人は、

新鮮な魚を買う機会というのは限られるんだということに。

 

だから今更、思ったのよね↓↓↓

hongkongjapan.hatenablog.com

あれれ?よくよく考えてみると、

毎日朝から夜まで働いている人々は、街市に来れるはずないじゃんね。

それはそれで、現代の生活なのだから良しとして、

さて、魚、魚、魚。

魚って、美味しいじゃん、単純に。

だから毎日でも食べたいのだけれど、

今、こうして自分で実際に「9時-18時、食事は自力」生活をしてみると

魚を食べたいという思いはあっても、

現実的には非常に難しい事だったのね。

 

スーパーにお魚売っていない事はないけれど、

仕事が終わった後に買い物に行けば、スーパーの鮮魚やさんも

スタッフの方はもうお仕事終えているし、

棚にはなんだか無残な姿をしたお魚パックがいくつか並んでいたり

それを避けようと思うと冷凍のお魚だったり。

それよりも何よりも、1日仕事してきて、

7時半とか8時に家に辿り着いて

それから腕まくりして

「よぉ~し、いっちょ、鱗とりを頑張りますかっ!!」

って、なかなか、出来ないわよね、普通。

その反面、お肉類は料金的にも時間的にも種類も豊富で

購入しやすいのよね。

 

このお店を始めて、スーパーの冷凍食品というのを

まじまじと見るようになったし、商品も時々買ってみる。

やはりお魚の需要があるのか、マナガツオ系とかスズキ系とか

丸のまま冷凍した商品があるのですね。

一尾HK$20-HK$40で買えちゃうの。

街市でお魚買うよりお安い値段よね。

丸のままって、本当に文字通り丸のままで、

内臓処理なんかしていない、

魚捕ってそのまま真空パックしましたっ!

といったそんな感じだったりするのだけれど。

実際購入して使ってみると、あればあったで結構便利。

「この内臓処理してくれていると、更にいいのだけれどなぁ~」

とは思うものの、それをしてあるとコストも上がり、

HK$20-HK$40という小売価格は不可能になるのでしょう。

確かにね、内臓処理したマナガツオ系冷凍魚がHK$60で売られていたら

買うかと問われたら、それはない。

HK$60出すなら週末まで待って、街市で新鮮なマナガツオ系買うわよね。

 

あっ!!

何だか、話の方向性が変わってしまった。

スーパーのお魚のお話があたかも主人公のようになってしまいましたが、

違うんです、違うんですよ。

スーパーの冷凍魚でも、

街市の新鮮なお魚でも

養殖のお魚でも、自家製開きでも何でもいいのですが

お魚ってね、もっともっと気軽に食べたいのに

それが現実的にはなかなか難しい事だったんだという

そんな事を最近考えているのですよ、という、そういうお話。

 

 

お魚をね、どういう形でどういう風に消費者の生活空間の中に届けたら

もっともっと気軽に、毎日のようにお魚を食べることが出来るんだろう。

 

 

 一日の締めくくり、特別な料理があるわけでもない

何てことない食事だけれど楽しく皆で食事をし、

その食卓には日本酒や焼酎が普通に存在する

そんな夢のような日はまだまだ遠そうだ。

hongkongjapan.hatenablog.com

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国慶節と中秋節、スッカスカの棚に思う事。

国慶節と中秋節のお休みが近い並びとなった2017年。

有給休暇など上手く使えば9連休、10連休。

 

そんな中、卸さん各社の配達も通常通りとはいかず

常連のお客様が、この狭い狭いお店をぐるりと見まわし

「何だか、商品スカスカだね~」

 

 

先日、晩酌用にと持ち帰った菊正宗生酛1.8ℓだって

家からまた店に戻し、スカスカだらけのこの空間を

少しでも埋めようという、そんな感じよ。

呑んじゃわないでよかったわよ、まったく。

 

 

旧正月のお休み中に街中の大手スーパーを歩いてみると

商品棚はものすごくスカスカで、そんな商品棚を見ながら

「旧正月が来るってのはわかってるし、

流通だって普段通りには行かないって事くらいわかってるんだから、

それなりに商品入れときゃ良いのにねっ、ったくぅ~」

そんな事を他人事のように考えていた自分がかつていた。

あの頃の自分に言ってあげたい。

「わかってるよ、そんなことはわかってるの、

みんなみんな、分かっちゃいるけど、

世の中上手くビシッと決まることばかりでもないのだよ。」

 

 

売り上げ予測と仕入れ業務。

4坪ほどの店でもこれだもの、

大きな規模になったら、それこそそう簡単なことではない。

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街市というビジネススタイル

街市。

香港で生活する人々が、普段の生活の中で利用する市場。

お魚やお野菜もとても新鮮。

 

香港のスーパーは、日本のスーパーに比べ商品の管理が大雑把。

特に野菜類に関しては、目も当てられぬほどで

葉が黄色化しているなんてのは可愛いもので

レタスやその他の葉物は溶けている事も多く

地元系大手スーパー、

非地元系インターナショナルスーパーを含め

スーパーでお野菜を買おうという意欲は、なかなかおきない。

 

そんな中、香港に昔からあるスタイルの街市(市場)は

大いに助けになる存在。

お野菜もお魚も瑞々しい。

 

でも、ふと思ったのよね。

鮮度さでは頼りになる街市も、残念ながら

いくつかの角度からみると

今の生活リズムには合わないビジネススタイルだよね。

 

街市に行けば、より安く、より新鮮な

お魚もお野菜も売っているという事は知っている。

知ってはいるけど

街市の営業時間って共働きの若い夫婦では

利用不可能な時間帯だものね。

 

昔とは家族構成も生活リズムも随分と変わり

皆が皆、街市を利用できる生活スタイルではなくなった。

 

それなら、それで、店主が今の生活様式に合わせて

営業時間を工夫してみたらいいんじゃなあい?

と、思うかもしれませんが、

街市の営業時間というのは規定があって、

店主の一存で変更できるという、そういう性質のものでもない。

 

 

香港の街市。

煌びやかな香港のイメージとは異なる、もう一つの香港。

こうした空間を残して行きたいのか、整理整頓してゆきたいのか。

 

もうそろそろね、

香港の人々が、きちんと考えていかなければならない時に

来ているのかもしれません。

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憎さ余って可愛さ1000倍に感じられる商売@香港を考えてみるよ

香港って湿度が高いでゴザイマショ。

この湿度さえ解決出来たら、香港って最高の場所になるわよね。

香港の湿度、まさに憎っくき存在。

香港にお住まいになったことがない方には

ちょっと想像すら出来ないかもしれませんが、

香港の湿度って、ホントに高いのよ。

どれくらい高いかって?

春の日には湿度100%なんて日があるくらい。

湿度100%の世界というのは、ご存知かしら?

壁や天井から水滴が落ちてくる、そんな空間ね。

日本の梅雨も湿度が高いけど、

香港の湿度とはちょっと異なるかしらね。

 

 

さて、そんな湿度の高い香港での生活というのは

基本、体もしんどくて、気分も滅入りがち。

滅入りがちにはなるのですが、

シンドイ、シンドイ、ああ、シンドイな、シンドイな

と言ってばかりではつまらないので

このシンドイ気候を利用して何かガツガツ商売ができたら

ちょっとは気分も明るくなるかしら?と、考えてみましたよ。

 

 

湿度が重要、

湿度を利用した何かといえば

発酵製品か何かが良さそうね。

 

例えば

チーズの生産とか

納豆とか味噌の生産とか?

きのこ、椎茸類などがいいのかしら?

 

ちょっと専門的な事はわからないけど

 

 

湿気よ、来い~!

湿度よ上がれぇ~!

菌よ舞えぇ~!

カビよ沸けぇ~!

 

 

晴れの日が続き、湿度も落ち着き過ごしやすい季節の秋冬にも

そんな呪文を唱えたくなるほど

湿気が恋しく思えるような、そんな商売

そんなビジネスが香港にあったら

昨今、様々な理由で何となく息が詰まりがちになる

香港の若者もちょっとは明るくなれるかな?

 

 

と、そんな事を異国人のワタクシが思いを巡らせてみても

ここで1つ基本的問題があるのよね。

口から先に生まれた口太郎のような香港ヤン

そんな過酷な空間で働きたいと思う働き手は何処にもいない。

 

 

それよりも何よりも、香港ヤンに菌を扱わせたら

食べられる菌も食べられない菌も何だか一緒くたになっちゃって

黒カビだらけの怪しい何かをガツガツ生産。

「料理は科学だ」という事を「料理は化学だ」とはき違え

生まれてはいけない何かが生まれてきそうなそんな予感。

香港の湿度は発酵商品の何かに使えそうな気がしなくもないけど、

どうやらそこは触らぬ方が良さそうだと、そんなとこよね。

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強者悪党現る@西邨街市

太陽より先に起き、バリバリ働き

太陽が沈むより先に呑み始めるのが日常の

明るく平和な呑み助の町、西邨に何とっ!!

強者悪党が現れましたよっ!!

 

 

咸魚屋さんの蝦米をつまんだかと思うと

今度は魚屋さんの魚を拝借して

生のまま食べてますよ、生ですよ、

ナマッ!!

ここ、日本の海ではなく、香港の海の上ですけどね。

結構なチャレンジャー悪党よね。

 

 

警察の方がいらして、何処かに連れて行かれました。

警察の方も、ご本人からの事情聴取などの仕事を終えられたのか

現場に戻っていらっしゃって、今度は

八百屋さんにお話を聞いていらっしゃる。

 

 

と、いう事は、お魚の前に

お野菜をお召し上がりになったのですかね。

 

 

イヤハヤ、世界中、どこもかしこも

治安がますます悪くなりますな。

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気合を入れて売りましょうぞ

クリームソースも

ボロネーゼも

から揚げ粉も

泡盛も

我が家ではスムーズに売れる商品だったのに

「他では全然売れないから~!」

という、かるぅ~い一言で

卸さんは扱いを取りやめる。

 

 

卸の営業さんよ、

小売業同志の皆さんよ、

気合を入れて売りましょうぞ!

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