時の流れとは早いもので、開店して間もなく2か月。
リピーターの方もいらして。。。というよりも、
陸続きといえど、Ap Lei Chauは元々「島」だし、
その中でも西邨の旧式街市というちょっと、特殊な場所での
運営だし、日本の調味料を使って料理をしようという方々は
ゴクゴク限られ、和食づくりに興味のあるリピーターなしには
成り立たない立地。
そんな中でも、和食は作らないけど、たまには変わったもの
飲んでみようかなというノリで幅広いお客様が購入しやすい商品が
ソフトドリンク類ですね。「購入しやすい」といっても、
お向かいの地場の「士多」(ストアー)ではHK$5前後からある
ソフトドリンク商品、日本のソフトドリンク類をそろえる我が家は
一番安くてHK$13。決して「気軽に買える」というものではなく
「たまには贅沢」の部類に入るのだと思います。
さて。
いずれにしても、人の流れ断つこと知らずの街中と異なり
この限られた市場の中で変わらず人々に来ていただく為には
定番商品を持ちつつ、街中での店舗以上に商品を入れ替えていく必要も
あるわけで、ふぅ~、これが中々、難儀な作業なわけですね。
普通に日本国内での店舗であれば卸さんやメーカーさんに連絡をして
事細かな相談や戦略もより幅が利くのでしょうが、利便のよい
香港といえど、こと外国での商売、卸さんだって、
大手スーパーの確定分は確保しつつ、飲食店や我々のような小さな
小売店など、スーパー以外の店舗の仕入れ量を予測しつつ在庫が残らないよう
慎重に仕入れをしているわけだし、ずっしり重く比較的日持ちする
ソフトドリンクはもちろん船で来るわけで、卸さんで
今日品切れな商品が来週入るかといったら、そんなことは夢のまた夢。
次の船の到着を待たなければならないわけですね。
卸さんの在庫や、到着スケジュールもさることならがら、街中のように
高ければ高いほど人々の購入意欲が高まるという場所ではないため、
販売価格との兼ね合いもあるし、ただ「珍しいから」「美味しいから」
「この品質でこの価格はお買い得」というそうした理由では、
この地区ではまだ商品としては難しい。
なかなか難儀な事ではあるのですが、やらない事には運営できず。
という事で、これまでこのブログ内でも何度も登場した
「しずおかコーラ」、もうそろそろ、その役割を調整していかねば。
しずおかコーラの在庫が少ない時にはこころもとなさなども感じるくらい
その存在は大きなものだったのですが、いつまでも、しずおかコーラだけに
頼っているというわけにもいかず、そして、この不安定な円の動きに伴い、
しずおかコーラの卸料金も改定されるという動きもあり、少しずつ、少しずつ、
その存在を薄め、他のソフトドリンクの動きと中和させております。
ところで、人に頑張れる人とそうでない人というのがあるように、
商品にも頑張れる商品とそうでない商品というのがあるようで。
例えば先述のしずおかコーラ、うちではとても頑張ってくれた商品なのですが、
その近くでドント構えている、このデカビタ君ね、
もうね、そのお姿はとても愛らしく、人目を惹くのではありますが、
これが、これが、我が家では頑張れないヤツでございましてね、
もう、ほんと、サントリーの方々に直接教えを請いたいくらい、
海外の小売店でこのデカビタCをガンガン売りまくっている方の
その戦術、是非とも、教えてください。
そんなこんなで、ソフトドリンクのラインナップ。
好むと好まざるとにかかわらず、順次入れ替え作業が必要でゴザイマス。
うちの商品、少量で卸可能!!という卸さん、メーカーさん、
いらっしゃいましたら、ご連絡、お待ちしております!