Ap Lei Chau Days - 香港の日本食小売店運営での日々の出来事。

香港の漁村の小島の街市内で日本食品小売店を展開。前代未聞のこのビジネスを運営する中で見える事、感じる事、日々の出来事をつづります。

賞味期限に関するお話いろいろ

賞味期限表示に関連するお話は、ネタが尽きない。

このお店を始めてから、改めて調味料商品などをじっくり見てみると

賞味期限の表示が

賞味期限(未開栓):2018年3月1日

などと記載されている事に気がついた。

賞味期限(未開栓)

昔はそんな記載はなかった気がすると思いつつお店に立っていると

はっ?????

なるほど、なるほど。

食品メーカーがわざわざ(未開栓)

と、但し書きを入れたくなる気持ちが痛いほどよくわかる。

世の中には「賞味期限」を

不思議な感じで自己解釈している人々が存在するのですね。

これについては、長いお話となりそうですので

また改めてゆっくり時間が取れる時にでも書いてみたいと思いますが、

本日は、そうした深いお話ではなく

賞味期限に関するもっともっと単純なお話。

 

賞味期限が3,4年先という調味料に囲まれて生活してきた

ごくごく一般的な中年以上香港ヤンの買い物シーンのお話。

 

日本の調味料類というのは特殊なものを除き大体9か月から

物によっては長くて2年とか、今はそんな感じかしらね。

調味料類は殆ど船便で来るから元々9か月のものであれば

香港で小売店が並べる頃には賞味期限まで6か月を切っている事も少なくない。

そんな事情を知ってか知らずか

 

賞味期限がー!

賞味期限までがあっという間じゃないかっ!

短い短いガガガー!!!!!と騒ぎたてる

「ワタクシ、健康に気を使ってますの」風香港ヤンがいらっしゃるのですよ。

結構な割合で。

初めはね、日本の商品の在り方を知っていただくべく

日本の商品というのは香港の商品と比べもともと短いし、

電話一本でメーカーから直ぐ届くというものでもないのですよ

というお話を忍耐強く続けていたのですが

最近はね、ワタクシも、この辺りの生活習慣に慣れてきたというか

何と言いますか、

「賞味期間までが短いじゃないっ!!何これ?フンっ??」

的なお客様には

「あらっ?

防腐剤をたっぷり使った

長く持つ商品をお探しのようね、

そんなもんウチにはないわよっ!!」

ってな感じで対応するようにしましてね。

 

イヤ、ワタクシも知ってますよ。

商品によっては研究に研究を重ね防腐剤に頼るのではなく

作り方や、製法、使用する酵母を変えることにより

より長く持つ商品を作り上げているメーカーさんの存在。

それは知ってはいるのですが、

この西邨の中で行われる「賞味期限が云々カンヌン」というのは

そうした類の知識は全く持ち合わせていない方々との会話であるわけで

これが、なかなか、骨が折れるわけですよ。

 

賞味期限関連のニュースいろいろ、世界は驚きで溢れている

賞味期限の問題といえば、ここ香港では巷のニュースも盛りだくさんで

いつだったか、冷凍屋さんの冷凍庫からで40年前の商品が見つかったっ!

というニュースもあったわよね。

香港の出来事だったか、台湾だか中国だか忘れちゃったけど。

でもね、その後のコメントが痺れたわよ。

「冷凍だもの、40年たってもダイジョーブっ!!」

もうね、日本の賞味期限関連ニュースなんか可愛いものよ、ほんと。

 

ところ変われば見方も変わる。

世界は驚きで溢れてる。

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ミツカンの穀物酢:インドのお方、はじめて日本のお酢を口にする

店舗のカレンダーを見てインドのお方が「あぁーJaipurだぁ〜」と仰いながら

吸い込まれるように入って来られた。

インドのお方がご覧になったカレンダーはこちら。

f:id:hongkongjapan:20171129150656j:plain

全日空のカレンダー11月。

そう、インド、ジャイプルのハワーマハル。

 

そのインドのお方、

「いつもはHeinz(ハインツ)を使うけど」と言いながらも

ミツカンの穀物酢を買って下さったわ。

ありがとう全日空さん!

ありがとうインドのお方!

これでまた

「生まれて初めて日本のお酢を口にする」

という方が2、3人増えるわね。

ううん、インドの方のご家庭だもの、7、8人は

「生まれて初めて」の経験をするかも。

日本食品普及に貢献出来た喜びでいっぱいよ。

 

インド発日本行きのフライトは全日空で!

ちょっと、日本食のお話からは逸れてしまいますが

折角ですので、全日空のインド版ページをご案内しておきましょう。

ムンバイ→東京、大阪、名古屋、福岡

デリー→札幌

デリー→函館

何て案内もあるわっ!

www.ana.co.jp

 

へっ?????

インドってこんなにダイレクトフライトあったの?と驚いてみたものの

この路線は東京を経由しますという但し書きがあるわね、ああ、なるほど。

 

インド発東京行き INR35,466~

と、大きな案内がありますが、

インドルピー35,000という金額がどれくらいのものなのか

いまだかつてインドを訪れたことがないわたくしにはわかりませんが、

インドにお住まいの日本の皆さま、

インドにお住まいのインドの皆さま、

日本にお出かけの際は、折角ですので全日空をご利用くださいね。

そして、日本についたら穀物酢、是非とも買ってくださいね!

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蒟蒻粉:こんにゃく粉を求める香港ヤンを見て思う事。

こんにゃく粉。

今年の夏くらいからかしら、香港のお客様から声を聞き始めたの。

気になって少し調べてみると、今、日本でも若干追い風吹いている最中ですか?

物凄い数の「こんにゃく粉」の小売商品があるのですね。

でもその商品、大体の場合「こんにゃく粉」や

「こんにゃく精粉」という呼び方をされているのですね。

こんにゃく粉は、今、まさに中国、台湾、香港でひそかなブームの様子。

実際には2007年頃にも流行ったようなので、セカンドウェーブなのかしら。

いずれにしても折角のブームですので、その商品の表記、シンプルに

「蒟蒻粉」

と記載してみたら、あっという間に中華圏制覇できるかもしれません。

ワタクシたちの強み「漢字」という共通知識を利用しない手はありません。

是非、早速、パッケージデザインのご検討を!!

 

 (注釈:こんにゃくは少し前まで「魔芋」と表記されることも多く

今もその名残はありますが、最近はどちらかというと「蒟蒻」という名前が

表記、口語とも多くなってきて現在では「蒟蒻」というのは普通に通じます。)

 

ヨーロッパではパスタ代わりに白滝を食べるというのが

だいぶ前から一部の方の間で日常となり、

ヨーロッパに白滝を輸出している方々は

白滝御殿を建てていらっしゃるらしいじゃありませんか。

白滝ブームに乗り遅れた方々は、今度こそ

是非とも蒟蒻粉を中華圏に輸出し、

コンニャク御殿を目指す時ですよ!

 

 

蒟蒻粉:こんにゃく粉を求める香港ヤンを見て思う事

こんにゃく粉を香港でバズらせているのは誰だい?

今年の夏位からかしら?

 コンニャク粉はある?一体どこで買えるの?どうしたらいいの?

 「ここで買えなかったら私は一体、何処に行けばいいの?」

と、今にも泣きそうに悲壮感たっぷりで

如何にも無くてはならない風にやって来る香港ヤンが

チョコチョコいらっしゃいますけど

「本当にその成分が必要ならコンニャク粉を買った方がいいかもしれないけど、

ただ単にゼリーをつくりたいんならゼライスでいいんじゃない?

それとも健康の為にコンニャクを食べたいの?」と、

海のように心の広いワタクシは逐次説明してみますけどね。

 

香港ヤンよっ!

インスタントラーメンだって外食して食べるあなたがたが

本当に、本当に悲壮感山盛りでコンニャク粉を必要としているかは

うぅ~ん、どうかしらね。

ちょっと怪しいものだとおもうのよ。

仮に我が家で買えたとしても

そのコンニャク粉、多分、一生に一度くらいしか使わないと思うわよ。

 

確かにね、こんにゃくは優良食材よ。

日本こんにゃく協会のサイト↓↓↓

日本こんにゃく協会:健康な体作り

 

香港でのこんにゃく事情というと

糸こんにゃくの、香港での存在感と言ったら、何と言いますか

「んっ?なんですか、ワタクシもともと香港市場に昔っからいますけど」

と、糸こんにゃくが言い出しそうなくらいに当たり前に存在していてる一方で

「糸こんにゃくと板コンニャクは親戚同士」という事を知っている香港ヤンは

あまりいないように思えるほど、残念なくらいに

板コンニャクはこれまであまり歓迎されていなかったけど

今年は光を浴び始めているわよね。

 

メディアやブログ記事に煽られやすいという体質は

日本も相当なものがあると思うけど、

なんのなんの、香港ヤンのそれも負けてはいない。

 

こんにゃく粉、コンニャク粉と蒟蒻粉を求めて香港中を駆け回るのもいいけれど

健康の為にというのなら、

ああ、香港ヤンよ、

素直にコンニャク食べときなさい、板コンニャク!

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「今日、お餅、ありますか?」を合言葉にしたいと思います。

本日は11月第4木曜日、感謝祭翌日の金曜日

世に言う「ブラックフライデー」

世の中の小売店が黒字に転じ、小売店事業主は

お立ち台の上でおへそを出して陽気に踊るそんな日ではないのですかっ?

なんですかね、この西邨の輪をかけたような過疎っぷりは。

ああ、そうか、

世の中の人々は街中の煌びやかな場所でのお買い物に勤しみ

西邨のような地味な場所では、過疎っぷりが促進されるという

そういう日ですかね。

 

そんな何だかいつも以上に静かな西邨ではありますが、

周辺の呑み助さんたちは、今日はよさ気な鱧が釣れたようで

お立ち台が無くても明るいうちから皆さま陽気。

 

さて。

いよいよ年末が見えてきましたね。

卸さんの新しい商品リストにお餅をみつけて、どんな商品かしらと

1つ試しに取ってみた。

おお、日本国内産水稲もち米100%で、一切れパック。

食べきれず持て余すほど大きすぎることもなく、

かといって、これじゃちょっと寂しすぎたわねと感じるほど

小さすぎることもない、海外で年を越すには丁度いい感じの

350g入り、個数にして7個くらい入っていそう。

 

お餅はね、これまでも時々お声がかかり、お店としても

扱いたいなと思っていた商品なのだけれど、

日本のお餅を食べなれない香港ヤンが、何かの間違いで

何かが起こったらこればかりは取り返しがつかなくなるからと

これまでずっと仕入れてこなかった商品の1つなのですね。

ほら、香港ヤンの方々、説明とか料理の仕方とか

「ウンウンうん」と頷きながら聞くふりはするものの

理解はしませんでしょ。どこまでも自己流、いきなり応用編に

挑む方々ですのでね、お餅だけは、お店の自己防衛の意味でも

おいていなかったのですが、今年は少し入れてみようかな。

 

 

 

ということで、今回試しにとってみたお餅の商品の裏側を見てみると

警告がありますよ、警告!!

その中の一文。

おしゃべりをせず、食べることに集中されますようお願いします。

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人々の食生活のありかたも多様化してきたし、

この警告は本当に必要だと思います。

日本で生活していても、普段お餅を食べる機会というのはめっきり減って、

最近ではお家の建前のお餅投げイベントも減ってきているだろうしね。

もしかしたら、お餅を使って料理した事がない日本の方も少なくないのかも。

 

テレビなどでの影響か、日本では早食いだの大食いだの

そうした競技もあるようですが、

食べ物はね、高価なものである必要はないけれど、

気の置けない人々と落ち着いて気軽にシミジミと楽しめる、

そんなシーンが少しでも多くなったらいいなと、そう思います。

 

 

お餅はですね、入荷しても店頭に並べるのではなく、

影の方に置いておくつもりでいますので、お入り用の方は

「今日、お餅、ありますか?」

と、そんな感じの怪しい合言葉をかけていただけたら

ご用意できるかもしれません。

 

 

もう少し、冷え込む日が続きそうです。

温かくしてお過ごしください!

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11月中盤の出来事:卸さんから配達された賞味期限2017年12月のビールを見ておもうこと

11月中盤。

正確には中盤よりちょっと前かな。

それでも11月2週目以降の出来事。

ビールをオーダーしたところ

賞味期限2017年12月と印刷されたビールが

どどどーんっ!と

山のように届きましてね。

 

どうかな、これ。

世の中的には、どう思いますかね。

 

賞味期限の事に関しては、業界全体、消費者全体、社会全体で

様々な角度から検討すべきことは沢山あると思うのだけど

その辺の事はまた別のお話になるので、機会があれば

また綴ってみたいと思います。

 

が、本日は、

「11月半ばに賞味期限2017年12月と記載されたビールが

卸さんからシレっと配達された」

という、そのこと自体についてですね。

ビールが届いた時に注文数より多く届いて、何でだろうと思ったけど

どうやらプロモーションをやっていたみたい。

知らなかったですけどね。まぁ、ショーガナイ、

この店、注文も少ないし特にプロモーションの案内なんて不要だろうと

セールスさんに思われていたんでしょうから、

その案内が届かなかったのは特になんとも思わないのですけど、

まぁ、配達されたそのビールですよ。

(注釈:日本のビールは製造日から賞味期限が比較的短く、船便は一か月ほどかかる上に

季節により味も異なる商品が多いから在庫管理がとても難しい商品の1つです)

 

今回のこの卸さん、

日本食品流通業界従事者でこの会社を知らぬ者はいないだろうという

超大手の卸さんで、こちらの会社さんね、棚卸も頻繁にされているのよ。

多分、4半期ごとかな、棚卸の為の休業案内が届きますね。

ここまで一生懸命棚卸作業されている卸さんってのは

多分他にないんじゃないかしら。

でもね、不思議なの。

それだけ棚卸を頻繁にされているのに

賞味期限切れの商品とかたまに混ざっている時があるのよね。

(注釈:これは、もしかしたら日本では炎上案件かもしれませんが、

この状況は、海外アルアル、香港アルアルで、この会社の体制云々ということだけで

簡単に解決できるものでもないのですね。企業がどんなに頑張ってもイヤ知りませんよ、

実際頑張っているかどうかは、まぁ、それは置いておいて、お国柄というか、習慣柄というか、

そういう部分が影響する箇所でもあるので「それ、フツーに駄目じゃんっ!」とは

言いきれないのですね、ガイコクですから)

 

1つ誤解していただきたくないのは、ここで

弱小小売だからといってバカにするなっ!!とか

来月賞味期限を迎えるビールをシレっと送って来るな、足下みやがって!とか

期限間近の商品だからプロモーションやってるなら先に言っとけやっ!とか

そういう事を言いたいのではないのですよね。

こちらの卸さんだけではなく

香港では比較的あるのよね、

賞味期限間近の商品がシレっと送られてくるとか

すでに過ぎている商品が送られてくるとか

中にはね、前回の商品の賞味期限が12月15日だったのに

同商品をまた頼んだら次に届いたのは11月30日だったとか

一体全体、どんな在庫管理をしていたらそんなことが起こるのか

首を傾げたくなる不思議な出来事というのは、

ここ香港では毎日のことでございまして

以前よりだいぶ少なくなった印象だけど、それでも、まぁ、

卸さんによってはまだまだありますね。

 

その一方で、卸さんによっては

毎回毎回、日本からの到着を待って毎回毎回キッチリ

香港到着ホヤホヤの商品を配達してくれる会社もあり。

 

中には、セールスさんによっては

「注文品の中で、この商品は賞味期限結構迫っているけど

今回どうしましょうか?」と一報くださるセールスさんもいらっしゃる。

 

商品管理、在庫管理の方法って本当に各社それぞれなんだなぁと

つくづく思うのですね。

「賞味期限に関する心配はこの会社は全く不要だわ」安心安心。

と思わせてくれる会社もあるし

「どうしようかなぁ、ちょっとここは怖いんだよねぇ~」と

少しばかり構えるたくなる会社もあるし

「君たちは、この商品管理でよく今日の今日まで生き延びてきましたわね」

と怒りを飛び越え思わず感心したくなる会社もあるし。

 

賞味期限に関する在庫管理だけではないんですよね

商品はいいもの扱っているのだけれど何故だかフットワークが重い会社とか

フットワークが軽やかな営業さんがいるのに扱い商品がいかんせん残念とか

普段は滞りなく業務が進むのに何故か時々地雷的商品が混ざって来る会社とか

いろんなパターンがありましてね、何と言いますか

各社それぞれ得意分野と不得意分野があり

それが当然といえば、当然なのかもしれないのですが。

 

ときどき、考えるんですよね。

例えば、自分自身が日本の生産者側だったら、

どこの卸さんにお願いするかな。

このことに関しては、これまでも

「自社の商品をどこの卸さんに託すか」的な感じで

これまでも何度も触れてきたけど、

実際、自分が生産側、出荷する側だったら、どうするだろう。

 

 

 

香港には食卸業企業、どれくらいあるのかしら?

それはそれは飽和状態なくらいに存在しているから

もう、これからの新規参入は難しいのではと思えそうだけど

案外そうでもないのかもしれない。

扱い商品ややり方によってはまだまだ可能性のある業種かも。

この先「卸し業全体」としてはこの先、どう動いていくのかしらね。

業種としては必要と思う。

金融窓口や旅行代理店ほど「さてさてこの業界、明日はどうなるか」

というほどには、切羽詰まっている業種とは思わないかな。

以前と比べ小売や消費者の直接購入が可能になり、

小売は自社仕入れにシフトし、卸さんは自社販売にシフトしつつも

それでも、やはり間に入ってくれる卸さんって必要よね。

 

ん?

今日、言いたいことは何だったかな。

そうそう。

各社それぞれ、各人それぞれ、

本来やるべきことを1つ1つキチンとこなしてゆくことって

地味な事だけど、でもやっぱり大切な事で

案外、その辺りをきちんとやっていけば

日々、普通に暮らしていくことが出来るのかもと

そう思った出来事だったわけですね。

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心配事:ロシア産ズワイガニ高値、原因の1つに輸入量の減少というニュースを見て思う事

今日は、日本食品流通@香港について思う事を書く予定だったけど

前回の心配事「私たちの孫世代は魚を食べ続ける事ができるだろうか」

hongkongjapan.hatenablog.com

 に関連しそうなニュースがあったので、そちらを先に。

 

日テレ24(2017年11月9日):カニ高値 飲食店から悲鳴

www.news24.jp

詳細は↑↑↑リンク記事をご覧いただくとして

日本産の蟹においては資源量の減少、漁獲高制限。

ロシア産ズワイガニなどの高騰の原因の1つは、

中国などでの人気の高まりに伴い日本の輸入量の減少。

今回は高い食材というイメージが強い「カニ」というものに

焦点が当たられているから、輸入食品関連全様が鈍りやすいけど、

これ、蟹に限った事ではないと思うのよね。

エビやイカ、マグロやサーモン、その他諸々

外国から輸入している品、流れとしては同じような感じじゃないかしら。

 

リンク先の記事↓↓↓では

カニ高値 飲食店から悲鳴、値上げの動きも|日テレNEWS24

中国などでの人気が高まりと書かれているけど

香港での人気、輸入量、消費量も凄まじい。凄まじいを通り越し

今風の表現で表すと、エゲツナイというのかしら。

 

「放題」という食スタイルが香港ヤンに合っているのでしょうね。

「食べ放題」や「ビュッフェスタイル」という食スタイルは

10年くらい前?15年位前かな?

本格的に広まり、落ち着くどころか、

その勢いは増すばかり。

 

今回の話題「蟹」をとってみても

たらばがに、油が二、アラスカキングクラブ

細かな説明をしている場合もあるけれど、

大体の場合にはあまり細かな部分は気にされないようで

何もかもひっくるめて阿拉斯加蟹や阿拉斯加帝王蟹と呼ばれ

街中の個人店から、地元系チェーン飲食店、3つ星ホテルから

インターナショナル系5つ星ホテルまでどこもかしこも食べ放題。

そしてどこも大体つねに満員御礼。

(注釈:阿拉斯加はアラスカ)

では、そのビジネスの方法や、食べ放題を満喫する人々が悪いのか。

いやいやいやいや、そうでもなかろう。

私たちはそういう世界で生きているのだから、ショーガナイよね。

 

ここで、ちょっと話をずらしますけどね、

香港ヤンって不思議でね。

今、香港の不動産、驚異的な高騰で香港ヤン困っているんですよね。

香港ヤン曰く、

「中国人が香港の不動産を買いあさり香港の不動産価格を釣り上げて

香港を滅茶苦茶にしているっ!!」

一生懸命働いても働いても、一般の人々が簡単に家を買える世の中ではなくなり

それが、ものすごく社会問題になっているんですよね。

異国人のワタクシが口出しする事ではないとはジュージュー承知しておりますが

食べ放題で無我夢中で蟹にむさぼりついている香港ヤンは

無我夢中で香港の不動産を買いまくる中国の人々の姿と

全く同じように見えるけど。

しかしながら必死で蟹にかぶりつく当の香港ヤンの皆さまは

そうは思ってはいないようだから、はぁ~、なかなか興味深い人々だ。

これ、あれよね。

中国14億の民、インド13億の民が一同にカニ食べ放題企画を行って

カニが香港に回って来なくなって、香港でカニ食べ放題企画が消えたら、

そんな時には香港ヤン

「チューゴクジンとインドジンが蟹を食べあさるから

蟹がどんどん高騰して食べられなくなったじゃないかぁーブヒィー!!」

とか、そんな感じに怒りそうだから困る。

 

家が高い高いって、だいたいね、

あなたたち、いっつもいっつも5つ星ホテルで蟹ばっかり食べてるじゃんっ!

今日はカニぃ~、今日は和牛ぅ~とか食べ歩いてるから

家買う頭金貯められないんじゃゴザイマセンのっ??

と真正面からアドバイスしてあげたいのはヤマヤマですけどね

なにこのウザイ日本ヤン、とっとと日本に帰りなさい!

と言われそうなので黙ってますけどね。

すっかり話がずれてしまったわね。

話を未来のニッポンの食卓に戻しましょう。

 

 

そんな感じで、

蟹を売りたい人たちは、

蟹をより高く買ってくれる人

効率的にビジネスができる相手に売る

というのは、ゴクゴク自然な流れであるわけで

それは、蟹だけではなくて、エビでもタラでもメロでもたこでも

きっと同じ状況だと思うんだ。

 

 

だから、何というのだろう。

常日頃、毎回毎回真剣にガッツリ考えて

一回、一回の食事をもっと大切に考えなきゃイカンよ!!

という事ではないんですよね、ワタクシも普段、あまり考えないし。

でも、時々ね、時々でいいから

今、まさに食べようとしている豚しょうが焼きね

「あれ?そういえばこの豚、どこ産だろう?」とか

リンゴジュース飲むときに

「リンゴ農家業界って今、上向きなのかな、後退気味なのかな」とか

銀鱈西京焼きやさんまの塩焼きを食べるときに

「この銀鱈はどこから輸入されたんだろう」

「今年、サンマは大漁なのかしら?」とか

値上げせずに頑張っていますっ!を大きく謳う飲食店で食事をする時に

「値上げせずはありがたいけどスタッフ方々は給料上がっているのかしら」とか

何でもいいのだけれど、

ただ空腹を満たす、ただ生きるために何かを口にする

という部分からちょっとだけ一歩踏み出し

何かしらね、時々で良いから何かしらフト考えて

どんな形でもいいから「食に関して興味を持つ」

それがきっと、孫たちの代の食卓に残してあげられる何かに繋がると

そう思うわけですね。

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心配事:私たちの孫世代は魚を食べ続ける事ができるだろうか、ふと考える

最近の心配事、関心ごと。

表題通り、そのまんま。

昭和生まれの私たちの孫世代が大人になった時、

日本に住む彼らは魚を食べることが出来るだろうか。

 

店舗の近くにいくつか幼稚園や小学校があって

朝と夕方は、子供たちがよく駆け回っている。

そんな子供たちを見て、時々ふと思う。

日本で暮らす子どもたちが40代、50代という年齢になった時、

彼らは気軽に魚を食べることができるだろうか。

その頃には日本の食卓に、日常的に魚がのぼることは

もしかしたら難しくなっているのではないだろうか。

 

自分は水産業でも、魚やさんでも、海洋研究者でもなくて

専門的な知識というのは全く持ち合わせてはいないし、

時々自分が押しつぶされそうになるその心配事は

願わくば素人女のお門違いな思い過ごしで

専門家からみたら頓珍漢極まりなく

「ぶはっ!!姉さん、何言ってますの?

そんな心配、なしなしなしっ!!」

ってな状況ならば、それはそれは万々歳でいいのだけれど

ちょっと、備忘録として書いておこうかな。

 

日本で暮らしていると、きっと

少子化問題

食品ロス問題

という問題に直面していて、きっと多くの日本語媒体でも

世の中は有り余る食品で溢れていて、

毎日毎日、まだ食べることが出来る食品が捨てられているという

その角度からの問題提起が多いのかな。

きっと、それは確かにそう。

それはそれで真剣に考える必要がある部分だと思う。

 

それとはまた、別の角度の問題になると思うのだけど

最近のワタクシの心配ごとは魚よね。

「少子化、少子化、人口が減って大変なことになるぞっ!!」

と、いう問題に直面している日本から一歩外に出てみると

世界は爆発的に人口が増えていて、大変な時代を迎えている。

それに加えて、アメリカさまや、その他多くの国々で

肉食傾向だった人々が魚介食傾向に移行しているらしい。

事業という部分をみても、

日本では衰退傾向にある水産業も

世界では上り調子の業種で

国によっては畜産業からエビ養殖業をはじめ水産養殖業に

ビジネスを変更する企業も少なくないと、かつて何かで読んだ。

 

そういう、世界の動きを見ていると、

世界中の人々の食が今「肉類より魚介類、水産物」という風に向いていて

こぞって水産物を購入しているのだけれど、

日本自体は、どんどんどんどん、魚から遠ざかり

消費する人も購入する人もビジネスをする人も少なくなっているわけだから

日本は購買力を失って、

近い将来、世界のバイヤーに蹴落とされ、

日本は他所の国から魚を買えなくなるのではないか

そんな事が頭をよぎる。

 

そんな心配はいらないのだよ、

という事ならそれはそれでいいのだけれど、やっぱり心配。

香港で暮らしていて日々思うのは、

以前地元系スーパーには多くなかった

鯖フィレや冷凍さんまの商品量が爆発的に増えていること。

タラフィレや、サーモンフィレの冷凍パックは

決してお安い商品ではないけれど、それでも品物が増えている。

海に囲まれ、もともと魚が豊富なこの狭い香港でさえ目に見えるその変化。

世の中はたぶん「水産物」を競って手に入れる方向に

向かっていると思うんだ。

日本はね、海に囲まれて魚が身近にあって

あまりにも身近にあるから、魚があるのが当たり前で

魚が手に入らないかもしれないという図はイメージしづらいかな。

もしかしたら、既に日本の食生活は随分変わっていて

魚なんて普段からあまり食べてないから、なくなっても別に影響なし!

という人々もいるかもしれないし。

そう考えると、それはそれで、

日本は日本なりにバランスが取れているのかもしれない。

 

でもね、何と言うんだろう。

いつも思うけど、単純に、魚って美味しいのよね。

単純に、純粋に美味しいものは

あぁ~、孫にも食べさせたいな~

と思うじゃない。

 

国際貿易とか、養殖技術向上を急げとか

その辺の小難しい事はワタクシにはわかりませんが、

孫世代に美味しい魚を気軽に食べてもらえる状況を作るために

昭和生まれの私たちが個人単位で手軽に確実に今できる事って

魚を買って、魚を食べる

そういう単純なことだと思う。

とにかく、魚を買って、魚を食べて、魚を消費して

水産業にお金落として、水産業を活発化させて

世界に負けない競争力をつける

必要なのはそういう、シンプルなサイクルだと思うんだ。

でもね、それが中々難しいのよね。

 

魚ってね

金銭的なゆとりはもちろん、それ以上に

精神的なゆとりとか、時間的なゆとりがないと

向き合うのが難しい食材だからね。

 

スターバックスの珈琲、皆さん、好きですか?

日常的に飲みますか?

(注釈っ!!:ワタクシ、スタバ賛成派でもなければ反対派でもありません。

スターバックスに恨みつらみがあるわけもゴザイマセン。

でも、ほら、やっぱり例えに上げるならわかりやすいでゴザイマショ)

その味や、ブランドイメージ、空間や何かしらに感化され

習慣的にスターバックスの珈琲を購入している人も少なくないでしょう。

もしかしたら、

「ぶっちゃけ味の差は良くわかんないけど、

もちろん、取りあえず、スタバでしょ、インスタ映えするし

いろいろかくかくしかじか、それなりにカッコよく見えるし

ここの珈琲だったら、リア充アピールできそうじゃん」

くらいな、特に理由はないけど「とりあえずスタバ行っとけ派」と

いう方々もあるかもしれません。

家の近所にスタバはないけど、東京に出てきたらスタバがあったから

行ってみたよ!!!というタイプの方は別として、

(むしろ、こういう方は↑↑↑スタバ思いっきり楽しんでくださいましね!)

日常的にスタバで珈琲買っていらっしゃる方ね、

毎日でなくていいからね、

そのスタバの珈琲一杯の料金で

アジの干物1枚とか、甘鮭切り身1切とか買えますからね、

自分、コーヒーは毎日買ってるけど

そういえば暫く自分で魚って買ってなかったよなと

思い当たる方は、お魚を見かけたら是非ともね

たまにはしっぽり、熱燗とお魚なんかを楽しんでいただけたら、

それが、孫の代の魚の食事に繋がる

そう思うのですね。

あっ、別にスタバの珈琲代から回さなくったって

アジの開きくらい、買えますわっ!!って方は

もちろんそのまま、珈琲予算はコーヒーに使って下さいね。

 

魚ってね、贅沢だよね。

 

スタバの珈琲は5分で感じる事ができる贅沢かもしれないけれど

先ほどもちょっと触れたけど

魚って、時間と精神的なゆとりがないと向き合うことが難しい。

料金は安くないし、手間かかるし、魚臭いし、

5分で食べる事できないし、

時間かけて料理したはいいけど、

そのお姿、特にお若い方にとっては、地味よね、地味っ!

インスタ映えするスタバ空間とは正直正反対の存在よね。

でもね、美味しいよ。

魚のある食卓って孫に残したいものの1つだと思うよ。

そうは言っても、ワタクシ、孫はいないんですけどね。

 

魚のある食卓をこれから先も残して行く方法というのは、

ワタクシのこのチッポケナ脳みそをたたいたところで

こんなことしか思い浮かばないのだけれど、

魚をもっと手軽に、気軽に日本の食卓に戻す方法

なにか、こう、ないですかね。

hongkongjapan.hatenablog.com

 

今日は、ガッツリお魚ラバーのようなふりをしたワタクシですが、

そうはいってもお肉も好きよ。

魚もお肉もお野菜も、何でも好き。

壊滅的に料理がへたくそなワタクシだもの、

誰かが作ってくれるともっと好き!

 

そんなこんなで、毎日のお食事。

やれ健康だっ!やれ老化防止だっ!やれ痛風予防だっ!

やはり食事は魚だろ!何をいう肉が無ければ力が出ないっ!

有機食材っ!絶対国産っ!とどのつまりはベジタリアンだろっ!

と、カチカチに考えることなく、

肉も良し、魚も良し、

皆さまも、食事は気軽に楽しくね!

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