いやいやいやいや、今年の寒さはどうなることかと思いましたが
旧正月前の最後の週末の書き入れ時に気温は戻り、
街市仲間は一安心といったところ。
それでも明後日から再び少し冷えるということで、ちょっと心配。
旧正月用に日本酒の仕入れ@香港
さてさて。
旧正月を迎えるにあたり今年は酒類をドッシリ系からコッテリ系まで
小売価格でHK$150-HK$300-(現レートで約2000円ー4000円強)
くらいまでの商品をドドドドドンと揃えてみましたよ。
当店をご利用いただくシーンというのは
かしこまった贈品用に、というよりも、
離れて住むおじいちゃん、おばあちゃんと食事をするけど
おじいちゃん家に行く前に、ちょっと手土産
という感じで購入されるお客様が多いので
旧正月の家族でのお食事に合うように
華やかな雰囲気はあれど
軽めな吟醸系で高すぎないもの。
普段はお酒は飲まないけれど、人が集う宴には
桃酒や梅酒などの甘口のお酒であれば少し飲むという方も多く
とろり~ん系も喜ばれますね!
バレンタイン用にワインの仕入れ@香港
今年はバレンタインと旧正月が並ぶ暦となり、ワインもね、
ドドドドドンと並べてみましたよ。
2008年にアルコール度数30%以下の低アルコール類の酒税撤廃と
それらの商品の輸入手続き簡素化以降、香港はワインの輸入量世界有数地域。
それこそ我々のような小さなストアーから専門店までどこでもワインを見かける。
ですので、Ap Lei Chau内の小売店とはなるべく重ならないブランドで
小売価格でHK$120(現レート約1600円)以上になるくらいの品で揃えてみました。
香港は本当に世界からワインが集約されていて
HK$70(現レート約970円)前後のコストパフォーマンスの良いワインも
ヨリドリミドリ。となると、
HK$100以下の商品となるとやはり大手小売店の価格は魅力的。
と、いうことで、
決して珍しい商品ではないから近所にありそうだけど、
意外と住まい周辺ではあまり売られていないなぁ~と思えるワイン
Simonsig(南アフリカ)
Galeon Espana(スペイン)
Monte Antico(イタリア)
Ashbrook(オーストラリア)
Astrolabe(ニュージーランド)
などなどなど、そんな感じでね、入れてみましたよ。
Elephant hillも欲しかったけど我が家の卸さんで扱いがないのよね、残念。
日本酒とワインの仕入れが重なるのはキャッシュフロー的に厳しいけれど
それでも日本酒やワインの仕入れとなると基本の基本の部分で
「売れ残ったら、まぁ、自分で飲めばいいし、多少わねっ!!」
という解釈で比較的軽やかに仕入れが出来ちゃうから不思議よね。
ところで、日本酒@香港
日本酒人気は香港でも例外でないものの
純米は?とか
特別純米は?とか
ぬる燗で飲みたいんだけど?とか
自分はもちろん雄町ラーだよっ!とか
そういった方向から商品をお尋ねになる人というのは
全体的にはまだまだ少なくて、
大吟醸は?とか
精米歩合はどれくらい?とか
新潟のお酒?とか
獺祭は、男山は、八海山はないの?とか
「わたし、本やネット記事など読んで勉強してるんだ!」
という感じの方向から商品をお探しの方が多い感じかな。
どんな形からでも、とりあえず触れてみる、飲んでみるという
行動につながるのは嬉しいものです!!
一方、朝から酒類消費係数が比較的高い西邨周辺。
本などを読み酒に関する知識を深めるという行動とは縁遠そうな
我愛し西邨の呑み助さん方。
普段からドッシリ系を好む傾向にあって、中には
黒白波は今日は無いのかっ!!
と仰る強者香港ヤンもいらっしゃる。
(注釈:焼酎が香港ヤンの間で積極的に消費されているかといったら
まだその段階ではなくて、芋焼酎を指定してくるというのは
なかなか極めて珍しい傾向)
きっと、本能的な何かでお酒の良し悪しを判断していると思うのよ。
いやはや、仕入れコントロールは難しい
いやぁ~、それにしても
バレンタインの直後に旧正月となった今年の暦。
仕入れても仕入れても間に合わず、
うまい感じに数が決まらず、まだ来週少し追加注文に終われ
いやはや、なるほど、仕入れコントロールというのは簡単ではない。
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バレンタインと旧正月。
香港で小売りを営む皆さん、慌ただしいい日々となりますが
お互い、気合をいれて乗り切りましょうぞ!